事故の当事者たちは生還できた幸運に感謝しながらも、人肉を口にしたことに苦しみ、世間の好奇の目にさらされながら生きてきたはず。航空機事故の生存者が、極限の状況下で生き残るために何をしたか、遠い過去をふりかえる。(50点)
© Ethan Productions
「悲劇が歴史に変わるまで30年かかった」という言葉通り、事故の当事者たちは生還できた幸運に感謝しながらも、人肉を口にしたことに苦しみ、世間の好奇の目にさらされながら生きてきたはず。その間、記憶を整理し、都合の悪い事実を消去する一方、どうしても忘れられない光景や忌まわしい感覚がより鮮明になったり、新たな解釈も加わったに違いない。航空機事故の生存者が、極限の状況下で生き残るために何をしたか、衝撃的な行為とともに遠い過去をふりかえる。
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◆墜落事故の生還者、72日間に渡る極限の記録(70点)
ウルグアイを飛び立ったチャーター機がアンデス山中に墜落。生き残った者たちが人肉を食べて72日間を生き抜いたという1972年のニュースは、当時の世界に衝撃を与え、イーサン・ホークの主演映画『生きてこそ』(93)の題材ともなった。本作は50代を迎えた生還者たちや、当時の救助関係者へのインタビューを通じ、現場で何が起きたのかを改めて伝えようと試みたドキュメンタリーだ。
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アンデス山脈で起こった飛行機遭難事故の真実が今明かされる(80点)
© Ethan Productions
1970年代にアンデス山脈のチリ国境付近で1機の空軍機遭難事故が起きた。生存者は人肉を食し、救助されるまでの72日間を生き延びた。この出来事は世界中の人々に衝撃を与え、常に議論が交わされてきた。その事故から35年以上経った今年、生存者達の証言を基に制作されたドキュメンタリー映画『アライブ-生還者-(原題:STRANDED:I’VE COME FROM A PLANE THAT CRASHED ON THE MOUNTAINS")』が公開された。アンデス山脈で起こったその出来事への議論はこれからもまだ続く。
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