肝心のアニー本人が見えてこない。(40点)
映画スターを中心にセレブの濃い写真が次々に登場し、ビジュアル的には飽きないが、肝心のアニー本人が見えてこない。超売れっ子女性写真家の人生を踏み込んで描けなかったのは、実の妹が監督しているせいだろう。同性愛の恋人や、おそらく養子の子供たちを遠慮して描いていて、不完全燃焼の印象だ。しゃべりっぱなしでナレーションに間(マ)がないのも素人くさい。ただ、名声を得てもワーカホリックのアニーのパワーには敬服する。
肝心のアニー本人が見えてこない。(40点)
映画スターを中心にセレブの濃い写真が次々に登場し、ビジュアル的には飽きないが、肝心のアニー本人が見えてこない。超売れっ子女性写真家の人生を踏み込んで描けなかったのは、実の妹が監督しているせいだろう。同性愛の恋人や、おそらく養子の子供たちを遠慮して描いていて、不完全燃焼の印象だ。しゃべりっぱなしでナレーションに間(マ)がないのも素人くさい。ただ、名声を得てもワーカホリックのアニーのパワーには敬服する。
華やかな芸能界から悲惨な戦場まで(60点)
全裸のジョン・レノンが服を着たオノヨーコに抱きついている、誰もが一度は見たであろう有名な写真がある。あれは1980年12月8日の朝に撮影した写真で、ジョンはその4時間後に銃撃されこの世を去った。本作はこの"最期の日の写真"を撮影した女流カメラマン、アニー・リーボヴィッツの半生を描くドキュメンタリー。