◆打ち捨てられた自動車、道路に生い茂る植物、野生鹿の群れ。誰一人いない廃墟のニューヨークをスポーツカーで暴走する男の何も起きない日常を淡々と描き、音楽に頼らずカメラワークだけで彼の心情を描く静謐な映像は見事だ。(70点)
打ち捨てられた自動車、道路に生い茂る植物、そして野生鹿の群れ。誰一人いない廃墟のニューヨークをスポーツカーで暴走する男。決してあきらめない強い意志を持ちながら、奇跡は起きないということも分かっている。ただ、最後の生き残りとして自分の義務だけは果たそうとしている。答えないマネキンに言葉を掛け、ラジオ放送で呼びかけるが、心を通わせるのは愛犬だけ。何も起きない日常を淡々と描くことで主人公が味わう究極の孤独を強調する。音楽に頼らず、カメラワークだけで彼の心情を描く静謐な前半は見事だ。
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◆暗闇でいつ襲ってくるかもわからない生物との戦いは実にドキドキの連続!(88点)
全世界で、ただ一人生き残った男 ― 。ということで、よくある人類絶滅危機ものの映画とは逆の発想から展開する今作品。
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ウィル・スミスが地球最後の男を演じる(55点)
アメリカのSF作家リチャード・マシスンの書いた原題が『I AM LEGEND』という小説がある。この小説は過去に2度映画化された。初代はヴィンセント・プライス主演で1964年公開の『地球最後の男』、そして次の作品は 1971年公開、チャールズ・ヘストン主演の『オメガマン』。この2つは地球がウイルスによって滅び、たった1人、人間として生き残った男の苦悩を描いた映画だった。その、地球に唯一生き残った男の物語の新しいリメイク映画が公開になった。ウィル・スミス主演の『アイ・アム・レジェンド(原題:I AM LEGEND)』である。
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古典SFの3度目のリメーク。無人の大都市NYのビジュアルが素晴らしいが、終盤の展開は物足りない。(60点)
西暦2012年。ウィルス感染で人類が滅び、唯一人生き残った科学者ネビルは、廃墟と化したNYから生存者に向けて無線でメッセージを送り続けていた。だが応答はない。夜行性の謎の生命体と戦い、想像を絶する孤独に耐えるネビルだったが…。
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人類最後の一人になっちゃいました(70点)
何かの間違いで人類が滅び、地上最後の一人になってしまったらどうするか。『アイ・アム・レジェンド』は、そんな男の物語だ。
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