◆ひとりでは寂しすぎる、でもそこに行けば必ず誰かがいて、孤独ではないことが確認できる。昭和の面影が色濃く残る古い一軒家の食堂に集まる人々の小さな夢が少しだけ叶うとき、その心にろうそくの火のような暖かさが灯る。(50点)
ココではないどこかに行こうとしても、結局ココに戻ってきてしまう。自分が今いるところから離れようとしても、やっぱり癒され落ち着けるのは慣れ親しんだ場所。ひとりでは寂しすぎる、でもそこに行けば必ず誰かがいて、孤独ではないことが確認できる。昭和の面影が色濃く残る古い一軒家の食堂に集まる人々の小さな夢が少しだけ叶うとき、その心にろうそくの火のような暖かさが灯る。万歩計、ベレー帽、路面電車、タイプライター、エスプレッソマシン、石油ストーブ、古本屋…。つややかな映像からは電子機器に頼らない人間の温もりが伝わってくるようだ。