さらば、ベルリン - 福本次郎

◆モノクロームのシャープな陰影と戦争の影をひきずる男と女。過去の名作からスタイルを盗むが、物語がきちんと整理されておらず、結果として主人公は謎と秘密と嘘という闇の彼方にある真実に近づいたつもりで遠ざかってしまう。(30点)

 モノクロームの映像が醸し出すシャープな陰影と、戦争の影から逃れられない男と女。過去の名作からそのスタイルを盗むことには成功しているが、そこに描かれる物語はプロットがきちんと整理されておらず、まるでこの映画の舞台となった終戦直後のベルリンのような混沌。結果として、謎と秘密と嘘という闇の彼方にある真実に近づいたつもりで遠ざかっている主人公以上に混乱してしまう。結局彼が愛した女は何者だったのか、命がけで救う価値があったのか、何より主人公との愛は本当だったのか。あまりにも複雑な迷宮のように、明確な答えを得られないまま映画はフェイドアウトする。

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さらば、ベルリン - 渡まち子

(65点)

 「カサブランカ」や「第三の男」を彷彿とさせるミステリーは、見応えはあるが、過去の作品への敬意だけでは才人ソダーバーグの才能が泣く。戦後のベルリンを訪れた主人公はかつての恋人と再会するが彼女には大きな秘密があった。クルーニー、ブランシェットの実力派が中心だが、小悪党を演じるトビー・マグワイアがおもしろい味を出している。40年代のフィルム・ノワールを徹底的に意識したモノクロ映像が美しい。

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