大人も見る映画にするのならもう少し説得力が必要(20点)
ポップで明るい色彩、風変わりな発明家、空から食べ物が降る不思議。こう聞くと、いかにも楽しいファンタジーだが、油断は禁物。この映画、トンデモなく恐ろしいパニック・ムービーなのだ。主人公は、偉大な発明家に憧れながらいつも失敗ばかりで人々に迷惑をかけているフリント。彼が発明した、水を好きな食べ物に変える“食べ物マシーン”は、毎日イワシ料理ばかり食べている街の人々に美味しいものを食べさせたい思いで発明したものだ。人々は大喜びし、フリントは街のヒーローになるが、食べ物は日に日に巨大化していく。