たくさんの友達を持つより、一人の友達とたくさんの時間を過ごしたい。杖なしでは歩けない少女には、同じ速さで歩いてくれる病気がちのクラスメイトが唯一の友人。彼女とその弟の成長を通じて、友達とは、友情とは何かを問う。(70点)
たくさんの友達を持つより、一人の友達とたくさんの時間を過ごしたい。杖なしでは歩けない体になってしまった少女には、同じ速さで歩いてくれる病気がちのクラスメイトが唯一の友人。彼女とその弟の成長を通じて、友達とは、友情とは何かを問う。特に強烈な共通体験がなくてもよい、逆に、肉体的なハンディを背負うがゆえに劇的ことが何も起こらず、お互いに温かく見守っていける。映画は一見人を寄せ付けないような少女の優しい一面が、周囲に及ぼす思いやりの輪をしっとりとした色調で描いている。