主人公にとって時間とは何なのか、現在とはいつなのか。過去に戻って他人だけではなくその当時の自分に未来を教え、未来に行って自分が死んだ後の世界で成長した娘に会うという、なんでもありの混沌の中、愛の大切さを説く。(30点)
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過去と未来、時を行き来できるにもかかわらず、定められた運命を変えることはできない。ただ、愛する女の心を少しずつ己に向けさせる以外には。そんな、自分では制御できない能力を持ってしまった男が、苦悩の果てに本当の幸せをつかんでいく。主人公にとって時間とは何なのか、現在とはいつなのか、映画は全く説明せずランダムにタイムトラベルする彼に振り回される。過去に戻って他人だけではなくその当時の自分に未来を教え、未来に行って自分が死んだ後の世界で成長した娘に会うという、もはやなんでもありの混沌。そんな状況ででいくら愛の大切さを説かれても共感できない。
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風変わりな恋愛映画(50点)
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タイムトラベルものにつきものの矛盾を確信犯的に散りばめる、純愛ラブストーリー。ヘンリーとクレアは特別なカップルだ。なぜならヘンリーは遺伝子の異常から時空を旅するタイムトラベラーなのだ。ヘンリーと運命的に愛し合うことになるクレアは、異なる年齢の彼と出会うたびに、やがて二人一緒にいられる時間は残りわずかであることに気付く。
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タイムトラベラーとの恋はこうなる?(55点)
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公開したばかりの『バタフライ・エフェクト3/最後の選択』を私はオススメにしたが、幸い見た人たちの満足度も高かったようだ。この『きみがぼくを見つけた日』も同じくタイムトラベルものだが、あのシリーズからサスペンス色を消し、甘いラブストーリー仕立てにしたような一品。
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◆掟やぶりの変形タイムトラベルSF(70点)
この映画はひとりのタイムトラベラーを主人公にしている。が、だからといって正統派のSF映画を期待して劇場に出向くと、冒頭から客席でのけぞることになる。過去に戻った主人公が、あろうことか少年時代の自分とあっさりコンタクトしちゃうからだ。幾多のタイムトラベルSFが絶対のタブーとしてきたその行為を、彼はいとも簡単に犯してしまう……。
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