◆落ちこぼれペアの奮闘は、思わず応援せずにはいられない(50点)
思いがけずコンビを組んだ一人と一匹が困難を乗り越えて絆を結ぶ姿は、まるでバディ・ムービーのよう。失敗を相手のせいにせず、互いを補うことこそがパートナーと呼べる証だ。18歳の杏子は警察犬訓練士を目指して入所した訓練所で、ラブラドール・リトリーバーの子犬に出会う。身体が弱く警察犬にはなれないと言われたその子犬を、毛色から“きな子”と命名し、周囲の反対を押し切って「自分がきな子を警察犬にします!」と宣言する。その日から1人と一匹の奮闘の日々が始まった。だが、警察犬試験に何度も失敗するきな子と、きな子を訓練できない自分に失望し、杏子はとうとう訓練所を離れる決心をする…。
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◆落ちこぼれ犬飼育係のヒロインが、犬に育てるには、犬の気持ちを理解してやる気を引き出さなければならないことを学んでいく。愛情を注ぎ、犬の技量の向上とともに訓練士も成長していく過程がほのぼのとしたタッチで描かれる。(50点)
物覚えが悪く、運動能力も劣り、食も細い。警察犬としてはおよそ素質のない犬を自分で育てようとするヒロイン。「手のかかる子ほどかわいい」といわれるが、落ちこぼれ犬の面倒を見ているうちに彼女もまた、犬に接するには、犬の考えを理解してやる気を引き出さなければならないことを学んでいく。犬の信頼を得るために仕事として世話する以上の愛情を注ぎ、犬の技量の向上とともに訓練士も成長していく過程がほのぼのとしたタッチで描かれる。
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