◆鮮やかな色彩のパイの数々はヒロインの夢。男の言いなりに生きていくしかない女が、ちょっとしたきっかけで変わっていく。女の自立という古くさいテーマを扱いながらも、妊娠中のセックスという新たな要素が映画に彩を添える。(50点)
鮮やかな色彩のパイの数々はヒロインの夢、いつかきっと自分の人生をつかみ取ろうという決意だ。彼女は仕事場では口うるさい雇用主、家に帰れば独占欲の強い夫にいつも従順であることを求められる。女の地位が向上したと思っていても、まだまだ保守的な地域では専門的な教育を受けていないと男の言いなりになって生きていくしか道はないが、ちょっとしたきっかけさえあれば変わることができる。女の自立という古くさいテーマを扱いながらも、妊娠中のセックスという新たな要素が映画に彩を添える。
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若いウェイトレスが望まない妊娠で自分自身に目覚める温かい物語。沢山のパイが主人公の思いを伝えてくれる。(70点)
田舎のダイナーで働くジェンナは、パイ作りの名人。嫉妬深い夫アールに悩まされながら、半ばあきらめたように単調な日々を送っていた。ある日、妊娠が発覚し病院に行くが、担当医と恋に落ちてしまう…。
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望まない妊娠、彼女の選択は……?(70点)
本作品はエイドリアン・シェリーが監督した、はじめての日本公開作品であると同時に、悲劇的な理由により最後のそれとなってしまった(後述)。
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ケリ・ラッセル主演、サンダンス映画祭上映作品(70点)
2006年11月にエイドリアン・シェリーという映画女優兼監督が事務所として使用していた彼女のマンハッタンのアパートで殺害されているのが見つかった。彼女が監督し遺作となった作品が2007年のサンダンス映画祭で上映された『ウェイトレス?おいしい人生のつくりかた?』という映画。夫と3歳の子供を残して40歳という若さで亡くなったという出来事はとても残念だが、作品は多くの人が楽しめる、笑いあり涙ありのちょっと苦めのコメディ映画になっている。
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