相当な難易度のドキュメンタリーだが、間違いなく見る価値がある。(70点)
相当な難易度のドキュメンタリーだが、間違いなく見る価値がある。ナレーションもインタビューもテロップも、いっさい無し。流れるのは食べ物の生産現場の驚くべき映像のみだ。人間性が感じられない徹底的した機械化作業で行われる動物や魚の解体を見ていると唖然。ふと「モダン・タイムス」を思い出した。映像は目をそむけたくなる光景もあるが、時にアートのような美しさも見せる。食べ物の実態を見て命の意味を考えたい。
相当な難易度のドキュメンタリーだが、間違いなく見る価値がある。(70点)
相当な難易度のドキュメンタリーだが、間違いなく見る価値がある。ナレーションもインタビューもテロップも、いっさい無し。流れるのは食べ物の生産現場の驚くべき映像のみだ。人間性が感じられない徹底的した機械化作業で行われる動物や魚の解体を見ていると唖然。ふと「モダン・タイムス」を思い出した。映像は目をそむけたくなる光景もあるが、時にアートのような美しさも見せる。食べ物の実態を見て命の意味を考えたい。
◆徹底した管理・効率化で工業製品のように規格どおりの作物を生産する農業の現場。空調のうなりと器具の騒音以外は何も聞こえない。そこには大地や太陽の恵みに感謝する収穫の喜びといった人間の感情が介在する余地は一切ない。(60点)
徹底した管理・効率化で、まるで工業製品のように規格どおりの作物を生産する農業の現場。空調のうなりと器具の騒音以外は何も聞こえない。そこには大地や太陽の恵みに感謝する収穫の喜びといった人間の感情が介在する余地は一切なく、ただ良質の製品を大量に生産することだけが目的。その背景には、安全でおいしいものを追い求める消費者の欲求と市場経済原理が冷徹に働き、食料を供給する側に天候に左右されない収穫を追求させた結果なのだ。