この原作者が描く優しさはいつもちょっとズレている気がしてならない。(60点)
話に甘さが目立つのはファンタジーなので許すとしても、花が灰色に変色して枯れる稚拙なCGが泣けてくる。物語はある女性と複数の時代で交流する死神チバが主人公だ。人間を監察し、死(実行)か生(見送り)かを決めるのだが、死をプロデュースする判断基準があいまいで、実行されても不安になる。この原作者が描く優しさはいつもちょっとズレている気がしてならない。ほぼスッピンで演じた小西真奈美が歌でも頑張っているので要チェック。
(渡まち子)