ROOKIES-卒業- - スタッフ古庄

◆ヤンキーとスポ根(75点)

 いや?!いいっすね♪ 青春!!

 昨年ドラマで放映され、人気となった原作森田まさのりさんの漫画「ROOKIES」「かったり?(だるい)」っと・・・(笑) 一見、努力や根性とは無縁の生活を送っていそうなヤンキー達が、【甲子園出場】という共通の夢に向かって、汗まみれ、泥まみれになり青春を謳歌する! というギャグ満載のスポ根物語だ。

 ドラマでは、今時天然記念物に値しそうなほど熱血漢の新人教師、川藤幸一(佐藤隆太)が、二子玉川学園高校(通称ニコガク)へ赴任してきたところから始まる。

 このニコガク、かつては甲子園出場まで果たしていた伝統ある野球部であったのだが、、、、過去に部員達が起こした不祥事により活動は停止。部員達は自暴自棄になり、野球部は不良達の溜まり場と化していた。。

 しかし、そんな部員達の心の奥底に残る情熱を見抜いた川藤は、野球部再建に向けて部員達一人一人に熱く語りかけはじめる。時に態度で、時に言葉で、根気強く接してくる川藤に心を動かされた不良部員達、やがて真に一つになり、夢の甲子園を目指すようになる。

 ドラマでは野球部員達を一人ずつ説得し、全員を集めることが主でしたが、映画は、集まった部員達の今後、要はドラマの延長(戦)です。

 とは言いましても、原作やドラマを知らなくてもしっかり楽しめる内容だったと思います♪

 甲子園出場に向けて、怪我やトラウマなど幾多の困難を乗り越え、友を信じ、底辺から這い上がるように予選を勝ち抜いて行く姿は、スポ根漫画では王道ですが、やっぱり爽快!

 そこにプラスされたのは、ふんだんに盛り込まれた“笑い”♪

 今や、汗まみれ、泥まみれの努力や根性は古臭い! っと努力と根性だけで障害を克服するような古典的なスポ根ものは衰退を見せ始めたと言われておりますが・・・(←コレにはなんとなく寂しさを感じますけどねぇ。)この「ROOKIES」では!! スポ根の良さを残しつつ、ふんだんに“笑い”を盛り込むことで、元祖スポ根世代も脱スポ根世代もしっかりと楽しめる内容になっているのです! ある意味斬新なスポ根!?

 笑い転げて、グッと感動して、クスッと笑って、ほろっと泣いて・・・笑って、泣いて、感動して、を5分、10分ごとに繰り返し、もう大騒ぎ!なのです!! 上映時間137分というなかなかに長い時間もあっという間でございます!

 また、野球というチームプレーがいい。

 それも、一選手に焦点が置かれているのではなく、ほぼまんべんなく全員にスポットが当てられているので、個々のキャラが立つことは言うまでもないですが、よりメンバーの絆に対する感動が大きくなる!

 よいことにしろ悪いことにしろチームプレーでは一人が及ぼす全体への影響力はでかい。特に高校野球、何が起こるかわからない! 一人が起した奇跡に奇跡が連鎖して思わぬ結果が生まれることもある!(by 渡部篤郎)

 元が練習なんか全くしていなかった野球部員に野球のルールすら知らなかったド素人の教師、彼らが幾多の予選を勝ち抜いて行く姿は、あまりに白々しいと興ざめしてしまう恐れがあるが、試合の運び方も上手く、何より、野球部員を演じた若手俳優陣の演技がどっしりとしていて、日焼けした額に浮かぶ汗、砂埃にまみれた体、本物の高校野球さながら熱気まで伝わってきそうなほどでした。

 多少・・・「え?それはないだろ?」っと思わなくはない場面もありましたが、“笑い”と彼らの熱演と、一言「奇跡は連鎖する!」ということで・・・(笑)気にしない事にしましょう♪

 まー、一つ・・おしいかなっと思ったところは、ラストですねぇ。こういうストーリーのラストってどうやって落とすかってところが問題でもあると思いますし、ありきたりじゃあ面白くないと思って、このラストにしたのかもしれませんが・・私的には「卒業」はいらなかった・・かな(笑;)

 普通に試合が終わって、もしくは始まるところで終わって頂いてよかったのに・・(笑;)“卒業シーン”は感動の場面ではあるけど、ちょっとね・・部員数が多すぎで場伸びしちゃった感じを受けました(汗;)

 ※ご覧になられてない方は、意味がわからないと思いますが、すみません(涙)

 ※とはいえ、うん! 今思い返してみてもおもしろい! 映画だったと思います♪ ドラマの二時間スペシャル版と映画化されることの違いはどうなのか!? という点は・・・今回は、おもしろかったので良しとしちゃえ!! てな気分です(笑)

 なーんにも考えずに笑えてちょっと感動できて爽快な気分になれますので、お勧めですよ♪

スタッフ古庄

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