2010年3月8日
ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ
◆テレビドラマ「ライアーゲーム」の「映画化」というより「続編」。テレビと同じ演出で、「映画」を見た気にはならなかった(60点)
新怪談必殺地獄少女拳/吸血ゾンビと妖怪くノ一大戦争
◆極北の映画人・山田誠二の現在(2010年3月)時点での代表作。江戸時代、西洋の吸血鬼と日本の妖怪、九ノ一たちの全面戦争という壮大なストーリーを、見事な「見立て」の力で描ききっている(65点)
妖奇怪談全集/恐怖に叫ぶ6人の女
◆書籍の付録ながら、今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映された短編集。美女が次々と登場するのが楽しいが、中でも亥戸碧と中西絵里奈がいい(55点)
2010年3月1日
すべて彼女のために
◆無実の罪で投獄された妻のため、夫は全てを投げ打って行動に出る。夫婦愛というより、運命に立ち向かう男をリアルに描いたサスペンスの秀作だ(81点)
2010年2月19日
コトバのない冬
◆俳優・渡部篤郎の長編初監督作。ワンテイク、NGなしで撮影した、ドキュメンタリーでも、劇映画でもない物語(83点)
2010年2月18日
恋するベーカリー
◆ナンシー・マイヤーズ脚本・監督・プロデュースのコメディー。下ネタ満載で下品だが楽しい(66点)
人間失格
◆太宰治の著名な原作を、「赤目四十八瀧心中未遂」(2003)の荒戸源次郎が監督、ジャニーズJr.の生田斗真が主演した話題作。鈴木清順風の映像は悪くないが、原作の表面をなぞって、その奥まで届かなかった印象だ(66点)
2010年2月15日
隣の家の少女
◆実話に基づく米国版「女子高生コンクリート詰め殺人事件」。ひたすら不快な作品で、見るには覚悟が必要だ(54点)
2010年2月8日
シェラデコブレの幽霊
◆Jホラーの原点ともいえる伝説の作品がついにベールを脱いだ。多くのホラー・ファンにとってトラウマとなった怖さは、今見ても十分に納得できる(88点)
2010年2月5日
インビクタス/負けざる者たち
◆クリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン主演で南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラを描いたドラマ。イーストウッドやフリーマンのメッセージは伝わってくるが、ドラマとしての面白みには欠ける(73点)
2010年2月1日
金瓶梅
◆中国四大奇書の一つ「金瓶梅」の映画化。香港映画だが、日本のグラビアアイドルやAV女優ら4人が出演している。ワイヤー・ワークを使い、セックスとカンフーを組み合わせた「カンフー・セックス」が珍妙な見もの。人気力士・高見盛の恋人と言われているタレント松坂南が森川由衣の名前で出ているのではないか? といわれているのも話題だ(55点)
抱擁のかけら
◆スペインのペドロ・アルモドバル監督が「ボルベール<帰郷>」に続きペネロペ・クルスと組んだ秀作。映画を再編集することによって、人生を取り戻す男の物語(89点)
霜花店
◆R-18のレイティング、つまり成人映画にもかかわらず、韓国で累計400万人の観客を動員したという大作時代劇。男と女、そして男同士のベッドシーンの描写は相当に激しい。特に男同士の場面は、慣れていないせいか、ちょっと見ていられないほど生々しく感じられた。だが、それが単なる扇情的な見世物としてではなく、主人公たちの運命や、微妙な感情の表現になっているのが見事だった(72点)
サベイランス
◆カルトの巨匠、デヴィッド・リンチが製作総指揮、その娘ジェニファー・リンチが「ボクシング・ヘレナ」(1993)に続いて監督したサスペンス・ミステリー。全編を漂う異様なムードはまさに父親譲りだ(81点)
2010年1月26日
ゴールデンスランバー
◆首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇だが、同時に青春映画でもある。ストーリーはとても面白いが、映画ならではのダイナミズムに欠けるのが惜しい(80点)
パラノーマル・アクティビティ
◆超低予算で作られたにもかかわらず、驚異的な成功を収めた奇跡のホラー。Jホラーの方法論を上手く取り入れていて、確かに怖いが、それ以上のものはない(70点)
2010年1月24日
ハンナ・モンタナ ザ・ムービー
◆米国のテレビシリーズ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」の映画版。普通の女の子「マイリー・スチュワート」と、超人気アイドル「ハンナ・モンタナ」という、二つの顔を使い分けるティーン・エイジャーの話が、ミュージカルのように歌とダンスたっぷりで描かれる(66点)
2010年1月18日
作戦-THE SCAM-
◆韓国で初めての「株」をテーマにした作品という。仕手株を巡って、騙し騙される頭脳戦がテンポよく描かれている。韓流スターのパク・ヨンハが冴えない男を演じているのも見所だ(69点)
HATCHET/ハチェット
◆昔懐かしいオールド・スクール・ホラーに捧げるスプラッター・コメディー。残酷描写が派手で、ホラーへの愛に満ちている(80点)
2010年1月15日
今度は愛妻家
◆一見、ニール・サイモン風の恋愛会話劇に見えながら、叙述トリックで驚くべき展開を見せる。夫婦にとって互いの存在とは何かを問う、「喪失感」がテーマの秀作(81点)
小梶勝男氏 高得点批評
『南極料理人』
「ドラマとしての深み(80点)」
『ドゥームズデイ』
「入れてはいけない材料が入っている(67点)」
「英国の女流作家ジェイン・オースティンの、若き日の恋を描く。英国の田舎を表現した風景が美しく、衣装や美術が見事。アン・ハサウェイも好演していて素直に楽しめる作品(78点)」
















