◆地味に面白い♪ (70点)
小難しい国家機密のスパイ(諜報員)ものは、命の危険が伴いハラハラしたり、人間とは思えない動き(ハードアクション)にドキドキしたり!! そこが楽しいところですが・・・
このスパイ映画は、そんなところまるでなし!だけども、とーっても解りやすくて、かる?い感じがゆるっと楽しい映画です♪
今まで、ありそうであんまりなかった(んじゃないかな?)産業スパイのお話。
敵対する大手企業、B&R社(社長:ハワード、通称ハリー)と、エクイックロム社(社長:ディック)は、長年互いにスパイ(B&R社が雇ったのは、元CIAのクレア:ジュリア・ロバーツ)(エクイックロム社が雇ったのは元MI6のレイ:クライヴ・オーウェン)を潜入させるなど、常に動向を注視してきた。
そんなある日、エクイックロム社は、B&R社が“驚異の新製品”を開発するという情報を入手!!
B&R社の国防省並のセキュリティをかいくぐって、その最高機密情報を入手しようと、奮闘する。
そして、スパイ同士の諜報合戦が始まった!!
のだが・・・
実はこの2人、”驚異の新製品”から生み出されるであろう大金を狙って、もとからこの2大企業に潜入したのだったーっ!!!
一応・・恋人のクレアとレイ。スパイであるがために人を信じられなくなったこの2人が織り成す駆け引き(恋愛模様)は、独特でなかなか面白い。
一見、やり合っている姿は、とても恋人同士とは思えず、本人達も互いに自分に対する相手の“本当の気持ち”がわかっていないようだった・・・それが余計に「え?本当はどうなの?」「どちらかの策略なの!?」っと観客まで疑心暗鬼にさせられ、スートーリーにいつの間にかのめり込まされていた。
むろん、「相手の気持ちがわからないの。。。胸が苦しいわ」なんて乙女チックな感じは全くなく(笑)どちらかというと、相手に出し抜かれたらどうしよう、というドライなビジネス感覚が強いので、普通の恋愛ものに飽きた方には、面白いかもしれません!?
さらに、この2人のやりとりもさることながら、大企業2人(それぞれのトップ)のやることが、えげつなくて面白い!!
スパイはもとより、ハッキングに盗聴・盗撮、社長の替え玉まで登場して、法律なんてなんのその! 大人になったって、大企業の社長になったって、如何にして嫌いな奴を貶めるか、ということに執念を燃やし続けているのだ!
フィクションなんで言えることですが、このあたりが、なんともかわいいじゃありませんか(笑)! とてもトップのするこっちゃない内容ですが、いたずらっ子のような2人に親指立ててニヤッと気持ち悪い笑みを送りたいですねー。
そして何より、劇中一番笑えたのは【驚異の新製品】!! こいつの内容だ!! こいつのオチだ!!
コレがなんなのか、お伝えしてしまうと楽しさ半減、おもしろさ半減!だと思いますので、言いたいけど・・・我慢しますが(笑)ううっ。【驚異の新製品】の内容が明らかになってからは、これにまつわる小ネタが随所に出てきて、くっくっと笑わせてくれます♪
ちなみに、こいつの需要は、現実に商品化されても絶対にすごいものになりますよ!確かに大金を生み出してくれる発明ですよ! 劇中の台詞にもありますが、「男が男たる自信を取り戻せるもの!」だろうと思います♪ 女性だって欲しいです♪
最高機密=【驚異の新製品】にするものの目のつけどころが良かったと思います!
この作品、観る前に予想していたものとは違い、ストーリー展開も二転三転としてテンポも良く面白かったです。
ラストの大きなどんでん返しには、驚きもありましたが、笑いの方が大きかったです♪
脚本家で、今回は監督もされているトニー・ギルロイさん!うまいですねっ!!
「ボーン・アイデンティティー」シリーズに「フィクサー」と近年、生み出す作品は好調で、今作は、割と地味目の作風でしたが、万人受けする内容だと思います!
ただ一点・・・007のジェームズボンド並みのかっこよさに絶妙なトークを兼ね備えたプレイボーイという設定のレイ役・・何故にクライヴ・オーウェンだったのでしょうか・・。個人的、好みの問題かもしれませんが、そこにちょっと違和感がありました(笑;)
でもでも(汗)観て損はないと思いますので、よろしければどうぞ♪



























