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クライマーズ・ハイ - スタッフ古庄

◆熱い!熱い!激闘の7日間!!(65点)

 「半落ち」著者で知られる横山 秀夫さんの小説が原作。2005年にはNHK二夜連続放送にて、佐藤浩一さん主演でドラマ化もされています。

 この作品は半実話で登場人物や作品中に出てくる新聞社などは架空のものだそうですが、横山さんが新聞記者時代、実際に体験した御巣鷹山日航機墜落事故の取材をもとに17年の年月をかけて書き上げたものだそうです。

 1985年8月12日、「ジャンボが消えた!?」北関東新聞社に衝撃が走る。520名もの死者を出した単独機事故としては世界最大、空前の惨事となった御巣鷹山日航機墜落事故が起きたのだ。この日から、新聞社に怒濤の7日間が訪れる!

 北関東新聞に勤める主人公:堤 真一演じる悠木は、一般企業でいうところの中間管理職(のちょい下?ん?大変な立場だ・・汗;)。

 実は、この悠木・・(後々判明してくるのですが)北関東新聞社社長の訳あり(汗;)息子なのだ!その関係があるのかないのか・・"日航機全権デスク"(日航機事件の記事掲載に対して全権利があるとうもの・・らしい)を任されることとなる。

 しかし・・(お決まり展開ですが 笑;)悠木の活躍をよく思わない先輩(?)上司達・・・他社新聞社との競争に加え、本来(きっと・・)味方であるはずの上司達からの足の引っ張り合い(汗;)も加わりうだうだ状態に。

 この派閥抗争に巻き込まれ、悠木の同僚・部下が険しい山を登り大変な苦労をし、現場の状況を報告、心に響く記事を書くも新聞に掲載されないなどといったことも起こり・・当然、同僚や部下の怒りも全権デスクの悠木へ。。申し訳なさのつのる悠木。。(中間管理職たる板ばさみというやつでしょうか。。涙)さらに、事故現場を取材にいった部下は気までおかしくなってしまう・・・

 その他にも、白黒写真1枚で政治的な駆け引きが行われていたり・・記事と一緒に掲載する広告について編集部と営業部との間ですったもんだの大乱闘が繰り広げられたり、さまざまなことがまさに嵐のように巻き起こる!

 ※新聞社の内情がリアルにわかります!

 悠木の心の葛藤、迷い、変化などを追いながら、新聞とは?本当に読者に伝えるべきこととは?"ブン屋魂"というもののぶつかり合いが、熱苦しく、息苦しいほど伝わってきます!!

 上映時間2時間25分の内、約8割は怒鳴り散らしの場面(汗;)設定も夏ですし、男だらけの世界で、実に暑いです!!熱苦しい作品です!!

 本当に新聞記者さんたちはこんなに熱い方が多いのでしょうか!?今まで何と無く読んでいた新聞ですが、写真一枚、記事の配置ひとつ、見出し、広告の位置に至るまで・・様々な事が考えられて作られているのですね。。しかも・・365日ほぼ休み無く発行される新聞・・毎日の締め切りは零時30分。それまでに取材して記事にして配置を決め、印刷。朝4、5時には私たちのもとへ・・すごいお仕事です。

 そんなことにも関心しつつ、真実を伝えること、読者の気持ちを考えて記事を書くこと、これは簡単なようで一番、貫き通すのに大変なことだということを、悠木を通して感じました。

 ストーリーは、日航機墜落事故以外のこと、悠木の家族関係や過労により倒れた友人、社長との関係にも触れられており、特にラストは悠木の息子とのことで涙するよう作られているようでしたが・・

 どうも日航機事故のことが、8割9割を締めており・・悠木の個人的な感動場面はとってつけたような感じがして・・私としましては、なくてもよかったな?。。といった感想です。※館内泣いていらっしゃる方もおられましたが。

 文章を読んでいて、主語と述語が合っていないような違和感ある感じです。(伝わりますでしょうか・・汗;)原作を読んでおらず、今回の映画作品しか観ていませんので、いまいちピンとこなかったのかもしれませんが。

 2時間25分という長い時間に、悠木の周りで起きた出来事をみっちりぎゅうぎゅうぱんぱんに詰めまくったーっ!!といった今回のこの作品。こうすることで、怒濤の7日間を表現したともとれますが、日航機事故に関することならばそのことのみ、焦点を絞って頂いた方が、感動も一入だったように思います。

 よい作品だったと思いますが、堤真一さんをはじめ、共演者の方々の熱い演技は引き込まれるようですばらしかったので、ラストが少し残念に思えました。原作を読んで、鑑賞するとまた違ったのかもしれません。。

 ※個人的には、同じく原作を読まずに鑑賞した「半落ち」の方が感動は大きかったです。

スタッフ古庄

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