有限の命に対してどう向き合うのか。その解答のひとつが提示されている。(点数 85点)
他人の葬式に参列するのが趣味という人がいたら多くの人は眉をひそめるだろう。死者への冒涜であるし、故人と親しかった者の心の傷に塩を擦り込むような行為でもある。
この映画の主人公イーノックもそのような不謹慎な青年だと最初は思っていた。
だが、本当は彼には他人の葬儀に参列し続ける深い事情があった。
有限の命に対してどう向き合うのか。その解答のひとつが提示されている。(点数 85点)
他人の葬式に参列するのが趣味という人がいたら多くの人は眉をひそめるだろう。死者への冒涜であるし、故人と親しかった者の心の傷に塩を擦り込むような行為でもある。
この映画の主人公イーノックもそのような不謹慎な青年だと最初は思っていた。
だが、本当は彼には他人の葬儀に参列し続ける深い事情があった。
いろいろな気付きを与えてくれる、非常に深い映画です。見ないと損する映画の一本でしょう。(点数 90点)

(C)2011 IWC Productions, LLC
映画『50/50 フィフティ・フィフティ』が、素晴らしかった。
ごく普通の27歳の青年アダムは、ある日突然、悪性の癌を宣告されます。
その生存率は50%。
癌を宣告され、今後の不安と死の恐怖におののきながらも、
それを乗り越えていく若者の姿を、『(500)日のサマー』
『インセプション』のジョセフ・ゴードン・レビットが
好演しています。
痛快で面白い。この映画、一見の価値がある。(点数 85点)

(C)2011 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
クリスマス正月休みは、家族や親しい友達と映画でも観て ゆっくりしたいと思う人は多いだろう。そんなときに観る映画は 豪華にたっぷりお金や人手をかけて作られた大型映画に限る。
トム クルーズの新作「ミッション インポッシブル ゴースト プロトコル」は それにうってつけのゴージャスな映画だ。トム クルーズって50になる、おじさんでしょう、1980年代の映画の人じゃない、などと言うなかれ。実はわたしも この人のことはすっかり忘れかけていたが、この映画を観て すっかり見直した。
やっぱりトム クルーズは ハリウッドの中心、メジャーなスターなのでした。たまたま2,3本主役をやって ちょっとの間 持てはやされて消えていく小粒のスターとは ひと味もふた味も違う。
【ネタバレ注意】
”泣き笑い”という製作側の意図が、異なる文化圏の人間にはいまち上手く伝わってこなかった。(点数 70点)

(C)2010 Earthbound Films, LLC
セカイ系というジャンルを確立した日本のサブカルチャーにあるような主人公の個人的日常が世界の事象とリンクすることはなく、ヒロインが自らの死をどう受け入れ、また周囲の人間がこの人生において不可避なイベントとどう向き合うのか、その死への拒絶とその後の受容を淡々とコメディタッチで描かれている。セカイ系に横たわるテーマとは個人的な事情がいかに世界とリンクしているのかこの一体感が心地よいと感じる人間も多いようだが、この作品では主人公が死に往くことで接続している社会から切り離され、関係性を失い親しい人間に見守られながらも結局は孤独に死んでいくというセカイ系とは対極にあるような映画である。
いつも通り、ハラハラドギドキのアクションが連続します。エンタメとして純粋に楽しめる作品です。(点数 80点)

(C)2011 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
いつも通り、ハラハラドギドキのアクションが連続します。
エンタメとして純粋に楽しめる作品です。
今回、IMFがアメリカ政府から切り離される
「ゴースト・プロトコル」が発動され、
イーサン・ハントらのチームが、
情報も物質的支援が受けられなくなってしまうという
非常に追い詰められた状況でのミッション。
「孤立無援」ということで、映画全体に前作以上の緊迫感があります。
生とは何か? 死とは何か? 死の受容とは?(点数 90点)
実に切ない映画を見た。
他人の葬式に参列するのを趣味とするイーノックは、
そこで自分と同じような少女アナベルと出会う。
交通事故によって両親を失った少年イーノックは、心に大きな傷を負っている。
また、少女アナベルは、癌をわずらい余命いくばくもない。
「孤独を囲う大人にはとくに共感を呼びそうな恋愛映画。 孤独な人もそうでない人もぜひ。(点数 85点)

(C) 2011 FILMAURO Srl
結婚を間近に控えたカップルが自分の気持ちを確認するべく少しお互いの距離を置く第1部と、壮健な中年男性がエキセントリックな女性に翻弄される顛末をコミカルに描いた第2部。
そして、心臓移植という大手術をして第二の人生をローマでスタートさせた元大学教授とフランスから帰国した親友の娘とのロマンスを描いた第3部で構成されている。
「今を、生きる!」 後で後悔しないように、今を精一杯生きようというテーマは、「今を、生きる!」を信条としている私にとって、
非常に心に響くテーマ。(点数 80点)

(C)2011 Summit Entertainment, LLC. All rights reserved.
乗客が全員死亡する列車爆破テロが勃発。
ある最先端の装置を使い、事故犠牲者の事件発生8分前の
意識に入り込み、その人物になりすまして犯人を見つけ出すという
作戦を与えられる元兵士のコルター(ジェイク・ギレンホール)。
コルターは、何度も何度も、8分前に戻り、
少しずつテロ事件の謎を解き明かしていく・・・。
最後まで想定不能なストーリー展開。ドンデン返しの連続など、後半30分の展開は目が離せません。(点数 80点)

(C)福本伸行・講談社/2011「カイジ2」製作委員会
『カイジ2~人生奪回ゲーム~』、ブログなどの評判が
かんばしくないのであまり期待しないで見ましたが、
期待以上のおもしろさに驚きました。
おそらくは、原作の熱心なファンほど、
原作との差異が気になって映画を楽しめないでしょう。
しかし、原作とは別な「一本の映画」として見れば、
よくできたエンタテイメントと言えるでしょう。
やはり持つべきものは友、言い古されたことをさらりとしかししみじみと感じさせる。(点数 70点)

(C)2011 IWC Productions, LLC
5年後生存率が50%なのに、実感がわかずどこか他人事のよう。母親は
過剰に干渉し、恋人は逃げ出してしまっても、対応に追われる自分を
別の自分が観察しているかのごとき距離感が心地よい。そんな、いつ
もはにかんだ笑顔で感情をコントロールし、なるべく周囲に迷惑をか
けまいと振る舞う主人公の心情が濃やかに描きこまれる。もちろん死
ぬのは怖い、だがじたばたする姿を見せるのもみっともない。重篤な
病に侵されながらも事実を受け止め、悲壮感を漂わせず淡々と治療を
受けていく過程が清々しい。
【ネタバレ注意】
3Dへの変換が体感型ゲーム機のシュミレーターに乗っている気分にさせてくれる。(点数 60点)

(C)2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
ちりばめられた財宝への手がかりは謎に満ち、容赦なく襲いかかって
くる敵は何度撃退してもまた姿を現し、目くるめくカメラワークは疾
走するバイクのスピード感と飛行機が空中を舞う浮遊感を味あわせる。
映画は、息もつかせぬ展開で観客の目を釘付けにしようとする「レイ
ダーズ」シリーズで徹底的に追及してきた冒険活劇の神髄を、洗練さ
れた表現技術でスクリーンによみがえらせる。デジタル合成でハイパ
ーリアルに再現された小道具や背景は実物以上の質感を持ち、登場人
物の所作や感情もより細かい筋肉の動きで見せ、人間の目では処理し
きれないほどの膨大な情報量だ。
【ネタバレ注意】
触れると切れるギラギラした肉体性は危うさと脆さの両刃の剣、狂気が正気とも思える感覚を見事に体現していた。(点数 40点)

(C)2011「ハードロマンチッカー」製作委員会
顔が腫れあがっても殴り続け、のた打ち回っても蹴り続ける。時に鉄
パイプや金属バットでぶちのめし、女でも手加減しない。喧嘩の強さ
がものをいう荒れ果てた町、己の腕力と度胸を頼りに生きる一匹狼。
その研ぎ澄まされた目はいつ暴走のスイッチが入るかわからない危険
を孕んでいる。映画はそんな主人公の殺伐とした日常に観客を放り込
み、まるで異邦人のごとく方向性不明の不安を味わせてくれる。
【ネタバレ注意】
戦争映画とスパイアクションを融合したスタイルのプレゼント配布大作戦は、圧倒的なスリルとスピード感で見る者の目を引き付けて離さない。(点数 60点)
夜空を覆い尽くす巨大なステルス機から数百人のレンジャー隊員が街
に降下、窓や煙突から民家に忍びこんでロックを解除して、子供たち
が寝静まった部屋にプレゼントを置いて誰にも見つからずに撤収する。
戦争映画とスパイアクションを融合したスタイルのプレゼント配布大
作戦は、圧倒的なスリルとスピード感で見る者の目を引き付けて離さ
ない。映画は、クリスマスイブの夜、世界中の子供たちの願いを叶え
るサンタクロース一家と妖精たちの奮闘ぶりから、ブランドイメージ
を守る大切さを説く。
【ネタバレ注意】
世界を舞台にしただけの映画には無いこじんまりとしたスケール感が、ひと味違った映画の面白さを再確認させてくれる。(点数 75点)

(C)2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
一代で莫大な財を成した名うての投資家が住む高級アパートに、彼の生活を支えるビルの従業員達。
従業員は様々な人種で様々な事情から業務に従事している。四半世紀以上もドアマンを続けるリタイア間近の老人や、プエルトリコから渡米して永住権を得ようと画策するメイド。
そんな従業員達の血と汗の結晶である年金資金の運用をその投資家に任せた後、彼が巨額の疑獄事件を起こして彼らの年金資金が宙に消えたことから物語は始まる。
大切なパートナーとの観賞をオススメしたい。(点数 75点)

(C) 2011「ツレがうつになりまして。」製作委員会
かつて花粉症がじわじわと国民病として台頭してきたように、近い将来、うつ病もまた国民病になってしまうのか?
そんな推測すら「当たらずといえども遠からず」な気配が漂う今日このごろ、細川貂々のベストセラーコミック原作の映画『ツレがうつになりまして。』は、多くの人が漠然としか把握していない「うつ病」について、正しい情報を伝えるという啓蒙的役割を果たしている。