ゾンビ大陸 アフリカン - 佐々木貴之

見所は、ゾンビの描写や行動だけではない。(点数 70点)


(C)2010 INDELIBLE PRODUCTIONS UK LTD – ALL RIGHTS RESERVED

ゾンビ映画と言えば、現在に至るまで様々な趣向を凝らした作品が存在し、今もなお多くのファンを魅了している。そんな中、アフリカを舞台にしたアフリカン・ゾンビという新たなるゾンビが満を持して登場!!

オール・アフリカロケではあるが、アフリカ映画ではなくイギリス映画。監督・脚本・プロデューサーの三役を担当したのはイギリスの新鋭フォード・ブラザーズ(ハワード・J・フォード&ジョン・フォード)。

この映画の批評を読む »

ピラミッド 5000年の嘘 - 小梶勝男

ピラミッドの謎から超古代文明の存在を示唆するドキュメンタリー。内容は興味深いが、映像は付け足しで、これなら本で読めば十分(点数 40点)

 エジプト・ギザの大ピラミッドに関するこれまでの「定説」を覆し、高度な科学力を持った古代文明の存在を示唆するフランス製ドキュメンタリー。
 ピラミッドは本当に国王の墓なのか。
建設期間は20年といわれるが、未発達な工具でそんなに短期間での建設は可能だったのか。
石の積み方がなぜこれほど不規則で、しかも精度が高いのか。
円周率や黄金数に正確に基づくデザインは、なぜ可能だったのか。
確かにピラミッドに関しては、従来の定説では説明できない謎が多く存在する。

この映画の批評を読む »

永遠の僕たち - 山口拓朗

「死」を見つめることで、「生」を考えさせる作品でありながら、このうえなく切ないラブストーリーでもある。(点数 90点)

上映時間はわずか90分、5600秒。『ミルク』(2008年)のガス・ヴァン・サント監督は、この限られた時間に「生きること、愛することの尊さ」を密閉した。ぜい肉のない必要最低限の描写で、「死」というテーマと対峙した、世にも美しいラブストーリーだ。風変わりな脚本も、瑞々しい映像や繊細な音楽も、すべてがこの美しいパズルを完成させるために不可欠なピースである。

この映画の批評を読む »

源氏物語 千年の謎 - 樺沢 紫苑

「『源氏物語』誕生の秘密に斬新な解釈で迫る」というこの映画の最も特徴的な部分が、弱いと言わざるを得ません。(点数 60点)


(C)2011 「源氏物語 千年の謎」製作委員会

日本文学の源流『源氏物語』誕生の秘密に斬新な解釈で
迫る壮大な歴史エンタテインメント。

 大掛かりなセットや衣装は非常に美しく、
平安歴史絵巻とでも言うべき、ビジュアル的なおもしろさがあります。

 また、雅楽の演奏など、平安時代の雰囲気の演出はなかなか良いです。

この映画の批評を読む »

マーガレット サッチャー鉄の女の涙 - テイラー章子

これで、今年のアカデミー主演女優賞は決まりだ。(点数 80点)

(C)2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.

映画「THE IRON LADY」邦題「マーガレット サッチャー鉄の女の涙」を観た。
鉄の女と呼ばれた元英国首相マーガレット サッチャーをメリル ストリープが演じた。声、発音、イントネーション、スピーチ、顔つき、歩き方やしぐさまで、全くそっくりで本人と見分けがつかない。これで、今年のアカデミー主演女優賞は決まりだ。ストリープが受賞するに違いない。
http://yourmovies.com.au/movie/42877/the-iron-lady/

【ネタバレ注意】

この映画の批評を読む »

テンペスト - 青森 学

列強のなかでしたたかに立ち回る琉球と、性を偽り宦官となった少女の忍ぶ恋が共鳴し合ってドラマを生んでいる。(点数 75点)


(C)2011「劇場版テンペスト3D」製作委員会

検索エンジンで”仲間由紀恵 沖縄独立”で検索してみると数十万という単位の数でリンクがヒットするので見てもらえると良いだろう。今となってはソースが削除されているのかリンク切れで見れないのだが、仲間由紀恵氏の沖縄独立発言はネットの中ではまことしやかに囁かれている。

この映画の批評を読む »

三国志英傑伝 関羽 - 小梶勝男

 ドニー・イェンが見せるソード・アクションが素晴らしく、ドラマとしても見応えのある秀作(点数 77点)


(c)2010 STAR UNION SKYKEE (BEIJING) FILM &MEDIA ADVERTISEMENT CO.,LTD. All Rights Reserved

 昨年はドニー・イェンが大活躍した年だった。日本での劇場公開作が「イップ・マン 葉問」「イップ・マン 序章」「孫文の義士団」「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」「導火線」「処刑剣 14BLADES」と続き、いずれも最高レベルのアクションを見せた。
作品的にも「イップ・マン」シリーズや「孫文の義士団」は優れた出来映えだった。
トニー・ジャーが映画製作のトラブルで姿を消し、ジャッキー・チェン、ジェット・リーの両雄がアクションを押さえ気味な方向に進んでいる今、香港クンフーアクションのトップ・スターといっていいだろう。

この映画の批評を読む »

月光ノ仮面 - 中野 豊

俺はいって~誰なんだ……。板尾はいって~何者なんだ……。映画を「落語」で綴る怪作。 (点数 80点)


(C)2011「月光ノ仮面」製作委員会

☆目は口ほどにものを言う

時は昭和22年の満月の日。ボロ服軍人ケッコーな仮面の記憶喪失男がわてが街にやってきたのです。
吸い込まれるように寄席に入ってきた兄さん(板尾創路)は、月に変わって高座に上がるでないかい。困ったもんだね、この兄さん……。
なんだよ兄さん?あんた もしかして戦死したと思っていた落語家の森乃家うさぎじゃあないのかい?そうなのかい?
戦争召集前、真打目前の兄さんが戻ってこられたのなら、あれだ。そりゃあ師匠もお喜びになりますわ。さぁさぁアントキの十八番“粗忽長屋”を噺ちゃあもらえないだろうか?

この映画の批評を読む »

聯合艦隊司令長官 山本五十六-太平洋戦争70年目の真実- - 樺沢 紫苑

 感動する映画というよりは、深く考えさせられる映画である。(点数 80点)


(C)2011「山本五十六」製作委員会

 
新年二本目の映画、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』を見た。
 戦争映画というよりは、人物ドキュメント。
 感動する映画というよりは、深く考えさせられる映画である。

 山本五十六という一人の人間を軸に、日本がなぜ勝てない戦争に突入し、泥沼化していった状況が、2時間20分で要領よく描かれている。
 戦争を知らない世代にこそ見て欲しい映画。

この映画の批評を読む »

リアル・スティール - 樺沢 紫苑

父子関係の再生がっかりと描かれていたのはよかった。(点数 80点)


(C)DreamWorks II Distribution Co. LLC

新年最初の映画を見ました。『リアル・スティール』です。

 感動系映画として宣伝されていましたが、
ロボットの戦闘シーンの迫力が印象的でした。

 そして、父子関係の再生がっかりと描かれていたのはよかった。

この映画の批評を読む »

戦火の馬 - テイラー章子

戦争場面が残酷だが、デイズニー映画らしい終わり方をして、子供も大人も楽しめる映画に仕上がっている。(点数 75点)


(C)DreamWorks II Distribution Co.,LLC. All Rights Reserved.

スティブン スピルスバーグ監督、米英合作の映画「WAR HORSE」、邦題「戦火の馬」を観た。
1982年に発表された英国作家、マイケル モルパーゴの小説を映画化した作品。早くもゴールデングローブに ノミネートされている。

監督;スティブン スピルスバーグ
キャスト
アルバート:ジェレミー アービン
父 テッド:ピーター ミュラー
母 エミリ:エミリー ワトソン
少女   :セリーン バーケンズ
脱走兵  :デヴィッド シューサス

【ネタバレ注意】

この映画の批評を読む »

パーフェクト・センス - 佐々木貴之

従来の感染症をネタにしたパニック作品やホラー作品とは一線を画している(点数 70点)


(C)Sigma Films Limited/Zentropa Entertainments5 ApS/Subotica Ltd/BBC 2010

デヴィッド・マッケンジー監督が人類存亡の危機に直面した世界を舞台に、ある一組のカップルの恋の行方を描いた異色の恋愛ドラマは、詩的な作風と静謐なタッチの恋愛模様が際立つ。

嗅覚、味覚、聴覚などの五感が順に失われていく原因不明の病気が世界中で蔓延し、病名をSOSと名付けられた。そんな中、シェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者のスーザン(エヴァ・グリーン)が出会い、恋に落ちるのだが、二人は感染症の脅威から逃れることが出来ず…。

この映画の批評を読む »

マネーボール - 山口拓朗

ビリー最大の成果といえる「データに基づいた新たな価値の創出」は、あらゆる業界や組織のマネージメントに置き換えることができるだろう。(点数 75点)


(C)Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All rights reserved.

少しの疑いも持たないまま、常識、ルール、モラル、セオリー、既製のシステムなどを“最善”“最良”のものとして受け入れることに警鐘を鳴らした映画――それが『マネーボール』である。

元メジャーリーガーのビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、アスレチックスのGM(ゼネラルマ・ネージャー)に就任する。チームは優秀な選手を雇うことのできない貧乏球団で、とてもワールドシリーズ優勝を狙える状態にない。ビリーは、データ分析能力に優れたピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)をパートナーに指名し、野球というゲームと選手の評価基準を一から見直した。ところが、選手の獲得法や試合での起用法を巡って、球団スタッフや監督と対立することになり……。

この映画の批評を読む »

ニューイヤーズ・イブ - 樺沢 紫苑

今年最後を締めくくる映画としては、ベストではないでしょうか。(点数 90点)


(C)2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.

 この年末に心温まる映画を見られて本当によかった。
 『ニューイヤーズ・イブ』を見てそう思いました。

 ニューイヤーズ・イブ(大晦日)の一日に繰り広げられる
18人の男女のドラマ。
 
 テーマは「愛」ということなのだけども、私は「つながり」と表現したい。

この映画の批評を読む »

哀しき獣 - 佐々木貴之

本作は既にハリウッドでのリメイクが決定されているとのことだが、ハリウッド製はこのオリジナルを超えることが可能なのか?!(点数 85点)

『チェイサー』で監督デビューしたナ・ホンジン監督による待望の長編第二作目。上映時間140分の力作で、『チェイサー』以上に面白い作品として仕上げることに成功した。

中国領延辺朝鮮族自治州に暮らすタクシードライバーのグナム(ハ・ジョンウ)は、妻を韓国に出稼ぎに行かせる際に作った借金に加え、賭け麻雀で大負けして更に大ピンチに!!そこで、裏社会の顔役として知られる犬商人ミョン(キム・ユンソク)から「借金をチャラにする代わりに韓国である男を殺害するように…」と取引を持ちかけられる。
グナムは音信不通の妻に会えるかもという思いもあって、密航船で黄海を渡り、密入国者として韓国に渡るのだが…。

この映画の批評を読む »