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斬撃 ZANGEKI - 渡まち子

別にセガールでなくてもよさそう(20点)
斬撃 ZANGEKI

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 ゾンビものは出尽くしたかと思っていたが、このオヤジとの対決が残っていた。謎のウィルスが蔓延し人々の大半が人肉を喰らうゾンビと化してしまった近未来。政府は街で最も危険な区域を空爆によって一掃しようと決める。だがその地域の病院には、生存者が。タオが率いるゾンビハンターはゾンビと闘いながら生存者を助けようとするが、タイムリミットが迫っていた。

 一応、セガールが主演だが、彼が本格的に活躍するのは、映画が始まって30分以上たってから。それまでは普通のゾンビ映画の定番で、生存者がサバイバルを繰り広げながら逃げ回り、一人また一人とゾンビ化していく様子が、かなりグロテスクな描写で描かれる。生存者が何とか脱出を図る展開だけで映画は立派に成立するのだが、そこに現れるのが、日本刀に似た長刀を手にしたセガールと仲間たち。ゾンビをたたっ斬ったかと思えばすぐいなくなるこの助っ人は、都合のいい時にヒョイと現れては人助けするという、よくわからない人物だ。B級アクション一筋のセガールだが、得意の合気道は今回は封印。何しろ相手は死人のゾンビ。殺そうとしてもすでに死んでいるという理屈で、拳ではなく剣とショットガンで応戦しなくてはならない。それなら別にセガールでなくてもよさそう…とツッコミたくなるが、ここは無敵オヤジに存分に暴れてもらうしかないのだ。それにしても、御大セガール、体が重そうで、気の毒になる。

渡まち子

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