◆脚本のユルさはコメディ並み(60点)
やっぱり夏はスカッとする作品に限る。やっぱりジェイソン・ステイサムはこのシリーズが一番よく似合う。ということで、ワケありの依頼品を運ぶプロの運び屋が主人公の人気アクションシリーズ第3弾だが、今回はかなりピンチだ。天才運び屋フランクは、車から20メートル離れると爆発する装置を手首にはめられ、強引に仕事を依頼される。謎の美女と共に愛車を駆って欧州中を駆け巡るが、そこには、有毒廃棄物にからむ国際的な陰謀が隠されていた。
例によってステイサムがタフでクールだが、本作はとりわけアリエナイ設定が満載。フランクがストリップ付きのアクションを披露するかと思えば、自転車をブッ飛ばして車に追いついてしまうなど、脚本のユルさはコメディ並みだ。カー・アクションも片輪走行や水中脱出など、もはや奇術の域。だが、ディオールのスーツに身を包み、AUDI A8を華麗に操る、ステイサムの表情は真剣そのものである。恋する男になって少々ワキが甘いのが気になるが、こうなったら、ハゲでマッチョでハンサムという個性派スターの魅力をとことん堪能するしかない。


























