第2回ケータイ・ホラー小説大賞の映画化だが、アイデアは面白いのに、ディティールが雑すぎる。生徒会長の隼人は、突然、プロフサイト参加者によるゲームに巻き込まれる。負けると秘密を暴露されるという理不尽なゲームに、命懸けで勝ち抜くと決めた隼人には、絶対に知られたくない秘密があった。ケータイ小説の特徴である速すぎる展開と心理描写の省略以外に、ゲームの作りの細部を描いてないのはあまりに手抜き。現在、38000件超存在するとも言われる学校裏サイトは、いじめの温床で社会問題にもなっている。本作は、若手俳優の安いアクション・ムービーになってしまい、映画としては未熟なので猛省は促したいが、いじめの源が、ウザい、キモいなどの他者への評価ではなく自己の保身と看破した点は興味深い。
(渡まち子)
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