暑苦しさに磨きをかけ、ついに劇場版として登場した熱血教師ヤンクミこと山口久美子。教育実習にやってきたかつての教え子と共に新しいクラスの生徒たちに対峙していたが、卒業生の一人がトラブルに巻き込まれる。それは麻薬と政治の巨悪がからむ難事件だった。冒頭の、とって付けたようなハイジャックのシークエンスが何の冗談だったのかは不明だが、物語が意図的にユルくいいかげんなのは、ヒロインの暴走が浮かないための配慮。映画は、ベタなギャグ、唐突にシリアスな説教調のセリフ、目を覆いたくなる拙いアクションと、すべてがお約束通りに進んでいく。これは、人気TVドラマの卒業式のようなもので、ファン限定のラスト・プレゼント。そう考えると腹も立たない。新旧イケメンの品評会を単純に楽しめばいいのだ。
(渡まち子)
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