◆約2時間の間アタフタするばかりの単純な物語(45点)
最近では大味な大作の主役というイメージが定着してきたニコラス・ケイジ。オスカー受賞後の悪しき病なのかどうかは定かでないが、このパニック・ムービーもまた、同じ轍を踏んでいる。災害を予知する能力の存在と、人類滅亡の危機を知ってしまった大学教授が未来に起こる大惨事を防ごうと奮闘するドラマだ。子煩悩な主人公が、約2時間の間、アタフタするばかりの単純な物語なのだが、あげくの果ての救いはあるのだろうか。
50年前のタイムカプセルに入っていたメモに書かれた大量の数字が惨事を予告していたというつかみは面白い。だが、それをラストで活かすことができないようでは、何のための2時間だったのかと首をヒネりたくなる。アダムとイブ役が、米国の白人の子供だという偏った設定はさておき、いきなり神がかるクライマックスはいかがなものか。見所は、ド迫力のCGで、映画序盤の飛行機墜落場面はまるで自分に向かってくるような錯覚を覚えるほど。ストーリーには多々疑問が残るトンデモSFだが、オリジナル脚本であることは評価したい。同時に、ディザスター映画でぶっ壊すのは、ついに地球まるごとになったかと思わずため息が出た。




























