◆抜群に立ったキャラの造形は「キサラギ」同様に冴え渡った(65点)
カッコ悪くてカッコいい男3人組は、形容矛盾のヒーローだ。メタボで薄給の冴えない中年男・須賀の初恋の相手は、心優しい女子高生。だが彼女は闇サイトの罠にハマッて大ピンチに。幼馴染のチンピラと引きこもりの高校生を巻き込んで、誘拐された彼女を救出するため勝手に大奮闘を繰り広げる。主役を務めるカンニング竹山をはじめ、クセもの役者の組み合わせが面白い。抜群に立ったキャラの造形は「キサラギ」同様に冴え渡った。みっともない男たちはどこまでもみっともなく、それでいて集まると不思議な力になる。カネなし、職なし、未来なしとはこの映画の宣伝文句だが、そこにはストーカー級の執着とピュアなハートがあったのだ。ふんどし姿などの悪ノリもあるが、鬼嫁の寺島しのぶが最後に言うセリフはちょっと泣ける。




























