この不景気なご時世に買い物が止められない話とは、さすがは娯楽派ブラッカイマー作品だ。だが買物依存症は立派な病気。少女時代の苦い体験でその原因を説明する導入部が上手い。買物が何より好きなレベッカはカード会社からの支払い催促と請求書の山から逃避する日々を送っていたが、なりゆきでお堅い経済誌の編集者に。匿名で書いたコラムが大人気になってしまう。ヒロインは物欲まみれだが、彼女が好きなのは買物という行為。金銭には執着してないところが物語全体を明るくしている。ただ破産寸前でも買物する主人公は経済事情に通じているはずで、そのあたりのノウハウを盛り込めばコメディとして突き抜けたはず。ご都合主義のハッピーエンドと、日本人にはピンとこないド派手なファッション・センスがご愛嬌だ。
(渡まち子)
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