タイの格闘技ムエタイをベースにしたアクション映画の主役は、新人のジャージャーだ。日本とタイのハーフで、華奢な美少女ゼンは、アクションを観ただけで同じ技を習得できる神技を持つ。自閉症を患う彼女が、重い病の母の治療費のためにタイ人マフィアと対決するという、奇想天外というよりムチャクチャなストーリーが展開し思わず絶句。話はひとまず捨て置いて、見所は4年をかけて特訓したというジャージャーの武術だ。膝や肘を適格に使い、痛みが伝わるような独創的なアクションはすべて本物で、この映画のキャッチが“生傷アクション”というのも頷ける。登場する敵が派手なオカマ軍団から障害者キャラまで、ヤバいほど差別スレスレ。タイには規制などはないのだろうか??エンドロールで流れるメイキング映像は必見だ。
(渡まち子)
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