原作はベストセラーの人気シリーズだが、映画はチマチマしたサスペンスという印象だ。物語は、大都市・東京を舞台に、日系アメリカ人で凄腕の殺し屋ジョン・レインが政権汚職と国家間の陰謀に巻き込まれるハード・ボイルド・アクション。ニッポン勘違いや観光案内風な映像は皆無で、せっかくまともな日本描写なのに、物語がそれに応えてくれない。ITや人からの情報、武器の入手などの描写がこう乏しくては、本当に凄腕暗殺者で、本当に国家の危機なのかと疑いたくなる。特に終盤の雑な展開がいただけない。原作者は日本滞在歴も長いという元CIA工作員。なんでもない路地やさびれたアパートなど、どこか無国籍なムードが漂うカメラワークが面白かった。
(渡まち子)
スポンサードリンク


















