アクション映画のイメージのレニー・ハーリン監督の新たな側面が見える。元刑事のトムは犯罪や事故現場を清掃する特殊な会社の経営者。ある殺人現場の清掃を行うが、それは依頼されたものではなく証拠を消すための罠だった。プロの手で完全に証拠隠滅した現場から、いかに犯罪を立証し新犯人を見つけるかがポイントだが、ヒントは意外な場所にある。主人公の友人で、あたたかい家庭を求める孤独な刑事を演じるエド・ハリスが渋い。特殊な職業“CTS Decon”はアメリカに実在する職業。やはり犯罪大国だと複雑な思いがよぎるが、それを利用した展開は新味がある。血まみれの場面が多いがそこに人間がいない分、想像力を刺激するサスペンスだった。
(渡まち子)











