◆青春ものの定番 (50点)
ケンカだけが彼らの自己主張の手段。だからケンカに理由はいらないと断言する。ヒロシは、不良に憧れ私立から公立の中学に転校、口の上手さで不良グループの仲間になるが、やがて友情や命がけの対決を経験し成長していく。日常茶飯事と化した暴力の中にある妙な間(マ)はまるでコントだ。それはヒロシが育ったきちんとした家庭の余裕が生み出すものだろう。原作者で監督の品川ヒロシの笑いの原点を見るようで興味深い。物語はグループの対立や、身近なものを亡くす悲しみ、淡い恋と、青春ものの定番の域を出ないが、ラストのヒロシの決心は大人への第一歩。思わず応援したくなる。中学生とはほど遠い年齢の俳優たちがマジで演じる不良っぷりが見ものだ。



























