感動作のふりをしているが、中身は、神の真似事をする不愉快な物語だ。心に傷を負ったベンは、見知らぬ男女7人に彼らの人生を変える贈り物をする。ネタバレは禁止なので詳しくは明かせないが、主人公は、善人に対し善行を施すのが目的。だが“選ぶ”などという行為がそもそも傲慢だ。基準も曖昧で納得できない。動機もある意味で平凡である。冒頭から苦悩モードのウィル・スミスの熱演も、物語に説得力がなければ空回りするばかりだ。7人目の女性と共に過ごす穏やかな場面のみ、幸福感が漂う。この作品は、間違いなく意見が割れる。それが目的なら大成功といったところか。
(渡まち子)
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