ジェームズ・エルロイの原案・脚本らしいクライム・サスペンスだ。クールで無表情なイメージのキアヌ・リーブスが、強引な手段で“正義”を行う野生味あふれる刑事を演じるのが新鮮。ロス市警の刑事ラドローは、その過激な捜査で署内でも煙たがられるアウトロー。上司のワンダーだけは彼を理解してかばってくれるが、同僚の死にまつわる謎を探るうちに警察内部の陰謀にかかわってしまう。汚職警官など今更珍しくもない。だが、それにどう対処するかは、いつの時代も興味をそそる命題だ。誰が黒幕なのかは途中で読めてしまうが、主人公の決断と正義のとらえ方は鋭さがある。
(渡まち子)
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