負け犬たちのしたたかな生き様が痛快な群像劇だ。風俗専門スカウトマンの健治を中心に、肥満体でキモいライター、とことん堕ちるOL、デブ専AV女優、淫乱主婦、夢想癖の青年の人生が、渋谷を舞台に交錯する。脚本の中島哲也特有の毒々しい色彩は控えめで、その分、現代社会に蔓延する不安や居直りが際立った。ララピポとは“a lot of people”の響きを単純化したもの。世の中には沢山の人がいて、皆しぶとく生きている。エロティックな場面もあるが、ハイテンションで駆け抜けるので、いやらしさは皆無。むしろ壮快な笑いを誘う。新境地に挑んだ成宮寛貴が見事にハマッた。
(渡まち子)
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