信念を持って戦うゲバラの姿に胸が熱くなる2部作の後編。困難を乗り越えてキューバ革命を達成する前編が希望に満ちていたのに比べ、死へと向かう本作はあまりに悲痛だ。1965年、ゲバラは変装してボリビアに潜入、独裁政権を倒すべくゲリラ活動を開始するが、彼の理想は厳しい現実に打ち砕かれていく。革命運動に挫折し、処刑されるという史実を知っていても、映画の緊張感はまったく失われていない。前作同様、余計な説明はいっさいないが、農民たちと笑顔で接する彼の姿は、自由と平等の実現を信じたゲバラの思いを写すようだ。既成の映画文法に迎合せず、たとえ難解になろうと自分のスタイルで撮り上げたソダーバーグに拍手を贈りたい。
(渡まち子)
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