60年代に大挙して作られていたバイカー・ムービーの再現だが、製作総指揮のタランティーノの「グラインドハウス」2部作の姉妹編のような趣だ。対立する2つのバイカー・チームの争いと、過去の因縁にからむ復讐を描くというストーリーが一応あるものの、作品を支えるのはバイク、ドラッグ、セックスの3点のみ。すべてがデフォルメされているが、特に登場する女性たちのルックスがスゴい。これはきっとバイク野郎の妄想のヴィジュアル化なのだろう。過剰な露出とお色気で、話の筋など軽く無視して体をクネらせる。徹底したB級センスに潔さを感じるが、あくまでも駄作として楽しむのがこういう映画への正しい礼儀というものだ。ラスト、デニス・ホッパーの“復活”が笑える。
(渡まち子)











