見た目はコワいが心は優しいヘルボーイは、超常現象捜査防衛局でエージェントとして活躍中。そんな中、魔界の王子ヌアダが伝説の最強軍団ゴールデン・アーミーを蘇らせようとする。怪しくも美しいクリーチャーのビジュアルが一番の見所。オスカー効果の潤沢な予算で自由に演出するデル・トロ監督の美意識が炸裂だ。美しい森の神エレメンタルが死ぬところなど、思わず悲しくなってしまう。ヘルボーイは昨今のヒーローと違い、クヨクヨ悩んだりせず闘うところが爽快。主人公はTVに出てスターになりたいなどと思っているのに、悪役は、やり方は感心しないが、人類が地球を汚したことに怒り、道徳的なことを言うあたりも面白い。…にしても白塗りのヌアダ王子が「デトロイト・メタル・シティ」のクラウザーさんに見えるのは私だけか?!
(渡まち子)
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