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ノン子36歳(家事手伝い) - 渡まち子

坂井真紀の大胆な脱ぎっぷりだけが見所(35点)

 投げやりなヒロインの心の再生を描くが、主人公に共感する人は少ないだろう。36歳のノン子は東京でタレント業をしていたプライドだけが残るバツイチの女性。実家の神社でブラブラしながら、やさぐれた日々を送る彼女の前に、年下の青年と元亭主が現れる。行き場がなく、負け組人生を送る登場人物を責めないのはいいとしても、親元で衣食住が足りた暮らしを送るノン子は甘えた人間にしか見えない。彼女の気持ちが変わるきっかけになる年下のマサルはテキヤにもなれないのに世界に出たいなどと言うヘンな青年。彼のキャラがもっと立っていれば面白くなったものを。ノン子がラストに一人でみせる笑顔は印象的だが、熊切作品常連の坂井真紀の大胆な脱ぎっぷりだけが見所と言わねばならないのがツラい。

渡まち子

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