不祥事続きの自衛隊の「こんな大事なこともしていまーす」との声が聞こえそうな作品だ。川島遥風(はるか)は、女性初の救難ヘリの新人パイロット。彼女が、厳しい救難活動の中で悩みながらも成長していく姿を描く。撮影当時15歳だった高山侑子ちゃんの演技は拙いが、殉職した救難隊員を父に持つだけあってその目力(めじから)は鋭い。終盤の、初めての護衛艦上着陸は手に汗を握る場面だ。自衛隊全面協力だけあり、本物のジェット機や軍用ヘリが惜しげもなく登場。私には猫に小判だが兵器マニアにはたまらないだろう。男社会で頑張る実在のヒロインにエールをおくりたい。
(渡まち子)
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