◆あのお馴染みのキャラクター達が今度はアメリカ合衆国の首都に集結(40点)
まるでひと昔前のアドベンチャー映画を彷彿とさせる映画『ナイトミュージアム2(原題:NIGHT AT THE MUSEUM: BATTLE OF THE SMITHSONIAN)』は前作からの主要キャラクターが再び登場し、彼らが新キャラクターと共に前作を上回る規模の博物館で大暴れする。監督は前作からの続投でショーン・レヴィが務め、本作をファミリーウェルカムな作品に仕上げている。
今回の舞台はアメリカ合衆国の首都ワシントン D.C.にあるスミソニアン博物館。それは世界最大の博物館群だ。前作で大活躍した展示達がニュヨークの自然史博物館の展示の改変に伴い、スミソニアン博物館に移される事にり、それに加え魔法の石盤までもが一緒に運ばれた事で、さぁ大変というわけだ。スミソニアンの展示も動き、自然史博物館の展示達はピンチに陥る。突然ジェデダイアから電話を受けたラリー(ベン・スティラー)は急遽ワシントンD.C.へ展示達を救いに行くのだが……。
ラリーは本作では博物館の警備員ではなく、ビジネスマンとして成功を収めており、息子との関係も良好で順風満帆な日々を送っている。今回彼にはちょっとしたロマンスもあり、また忙しい展開の中でとっておきの大切な何かを見つける。
スティーヴ・クーガンとオーウェン・ウィルソン扮するオクタヴィウスとジェデダイアのミニチュア、ロビン・ウィリアムズ扮するセオドア・ルーズベルト、ティラノサウルスやイースター島の巨像等ニューヨーク自然史博物館のお馴染みの展示達に加え、今回はスミソニアン博物館側からはビル・ヘイダー扮するカスター将軍、複数のアインシュタインのフィギュア、リンカーンの石像、ダイオウイカ、またナポレオン、アル・カポネ、イワン雷帝と共に悪の最強軍団を作るハンク・アザリア扮するエジプトの王カームンラー(再び登場する古代エジプトのファラオ、アメンクラーの兄)が登場し、その世界最大の博物館が戦場と化す。あのジョナス・ブラザーズが思わぬ形で出演しているのも面白い。
スミソニアンの展示の中でも、ラリーと常に行動を共にするのがエイミー・アダムズ扮するアメリア・イアハート。彼女は1932年に女性で初めて大西洋単独横断飛行を成し遂げたパイロットで冒険好きな彼女は大変な目に遭うのが楽しそう。エイミー・アダムズは『魔法にかけられて』の好演でゴールデン・グローブ主演女優賞にノミネートされたが、今回のアメリアの演技もあのぶっ飛びジゼルを彷彿とさせるアニメチックなもの。彼女の演技オタクっぷりを見ているだけでも楽しい。
このシリーズはかわいいキャラクター達を楽しむためのもので、物語の始まりから最後まで安心して子供と一緒に見る事が出来る。近年は人々はリアリティを追求する傾向にあり、ファミリー向け映画はピクサーやドリームワークスをはじめとするアニメ映画くらいしかまともに観る事が出来ない。ヒットしにくい家族向け実写映画が陰を潜めている中、本作は100億円を超す予算で作られたスーパー無害な映画。大人が歴史的事実も気にせず観れるというのは凄い。



























