音楽を排除したことや、スター俳優がいないこともリアルに作用した(65点)
流行のボイント・オブ・ビュー(主観撮影)の作品だが、プロのTVクルーを役柄に設定したせいかむやみに画像がブレないのがありがたい。アパートで起こる謎の惨劇を描くパニック映画だ。密室の恐怖、スプラッタ描写、恐怖の伝染病の意外な正体と、低予算映画ならではの創意工夫に満ちている。音楽を排除したことや、スター俳優がいないこともリアルに作用した。噛み付いたり、食いちぎったりとエグい残酷描写が多いので苦手な人は要注意だ。
(渡まち子)