殯の森
-2007年カンヌ国際映画祭グランプリ作品、待望のDVDリリース!-
「人は死んだらどこにいくのだろう?」生きていること、死にゆくこと、その結び目の刻をたゆたう、森と人間の一大抒情詩『殯の森』。
奈良県東部の山間にある小さな集落を舞台に、認知症のしげき(70)と新任の介護福祉士、真千子(27)がしげきの亡き妻が眠る「殯の森」を彷徨うなかで、生きてゆくことと死にゆくことのあわいの刻を享受していく・・・。
この作品は、2007年第60回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、日本人監督として17年ぶりの、そして女性監督としてカンヌ史上初のグランプリを受賞した作品です。上映国は、世界30カ国を超え、フィガロ紙、ル・モンドを始め、各地で高い評価を受けています。監督は、『萌の朱雀』<カンヌ国際映画祭カメラドール受賞>、『沙羅双樹』<同映画祭コンペ部門正式出品>の河瀬直美。また、日仏合作映画である今作のフランス側のプロデューサーは、セルロイド・ドリームス率いるヘンガメ・パナヒ。日本では、北野武、是枝裕和、青山真治作品の世界配給を手がけるカンパニーとして知られる同社にとっての、初の日本映画製作となりました。
今回、本DVDのリリースを記念して『殯の森』DVDを1名様にプレゼントいたします!
奈良県東部の山間地。自然豊かなこの里に、旧家を改装したグループホームがある。
ここでは軽度の認知症を患った人たちが、介護スタッフとともに共同生活をしている。その中の一人、しげき(うだしげき)は、33年前に妻・真子(ますだかなこ)が亡くなってからずっと、彼女との日々を心の奥にしまい込み、仕事に人生を捧げ生きていた。
そして今、しげきは亡き妻の想い出と共に静かな日々を過ごしていた。誰も立ち入ることの出来ない、しげきと妻だけの世界。そのグループホームへ新しく介護福祉士としてやってきた真千子(尾野真千子)もまた心を閉ざして生きていた。子どもを亡くしたことがきっかけで夫(斉藤陽一郎)との別れを余儀なくされたのだ。つらい思いを抱えながらも、真千子は毎日を懸命に生きようとしていた。
ある日、亡き妻の思い出の詰まったリュックサックを、そうとはしらず何気なく手にとった真千子を、しげきは突き飛ばしてしまう。自信を失う真千子を、主任の和歌子(渡辺真起子)は静かに見守り、「こうしゃんなあかんってこと、ないから」とそっと励ます。次第に、真千子は自分の生き方を取り戻し始める。そして毎日の生活の中で、やがて心打ち解けあっていく、しげきと真千子。
真千子は、しげきと一緒に妻の墓参りに行くことになるが、途中で真千子が運転する車が脱輪してしまう。助けを呼びに行く真千子。しかし、事態は思っても見ない展開になるのだった・・・。
2008年4月25日(金)発売
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