映画ジャッジ! 映画批評家のご紹介

心映画批評 通映画批評
感映画批評 愛映画批評
狂映画批評 学映画批評
淑映画批評 名映画批評


偉大なる、しゅららぼん - 小泉浩子

濱田岳と岡田将生の主従関係に腐女子が萌える?(点数 85点)

(C)2014映画「偉大なる、しゅららぼん」製作委員会 (C)万城目学/集英社

滋賀県琵琶湖畔に位置する石走(いわばしり)の町には、代々不思議な力を伝承する日出一族が江戸時代から現存する城(!)に暮らしています。

分家の息子・涼介(岡田将生)は一族の掟に従って、高校入学と同時に力の修行のため日出家に居候。

ところが、跡取りで最強の力の持ち主と言われる高校生・淡十郎(濱田岳)に従者扱いされ、おそろいの赤い学ランを着て学校に通う羽目に……。

この映画の批評を読む »

東京難民 - 中野 豊

ネットカフェ難民が人生を転げ堕ちる格差社会を描いたホラー!(点数 80点)


(C) 2014『東京難民』製作委員会

俺の名前は時枝修、都内の大学生だ。ある日大学へいくとIDカードがエラーになり教室に入れない。ムカついた俺は学生課に抗議へ言ったら、授業料未納で除籍だと言われた。「こんな学校こっちからやめてやらぁ!」と学校を後にした。

この映画の批評を読む »

ドストエフスキーと愛に生きる - 青森 学

翻訳とは全身全霊を賭けて取り組む行為であることが解るドキュメンタリー(点数 85点)

ドストエフスキーの大著を何冊もドイツ語に翻訳した翻訳者スヴェトラーナ・ガイヤーの文芸活動をつまびらかにするドキュメンタリー。

息子を見舞う母としての顔、孫達に囲まれて幸せの表情を見せる祖母としての顔。
そして時を超えてドストエフスキーと対峙する真摯な翻訳者としての顔。
どれも八十代とは思えない精気に満ちた表情だ。
ガイヤー女史がいかに自分の人生を全力で生きてきたのかが窺える。

この映画の批評を読む »

そして父になる - 山口拓朗

欠陥を抱えるひとりの父親の成長物語(点数 70点)


(C)2013「そして父になる」製作委員会

映画『そして父になる』は、ひとりの父親の成長の物語だ。

6年間、大切に育ててきた息子が、じつは、出生時に病院で取り違えられた他人の子だった、という物語。

大切なのは、血のつながりか? それとも、過ごした時間か?

表向きは、子供を交換するべきかどうか、答えを出せずに葛藤する2組の夫婦の物語である。

この映画の批評を読む »

ウォルト・ディズニーの約束 - 青森 学

本来、クリエイターとは気難しいもの。そんな事情を垣間見ることが出来る作品(点数 86点)


(C)2013 Disney Enterprises, Inc.

映画化権の譲渡をひたすら拒絶するトラバースの頑固さ意地の悪さが観ていると最初はそれでこそ共感を阻むのだが、トラバースの過去がストーリーの中で交差するように現れると次第に彼女が頑なに映画化を拒む理由が明らかになってくるのだ。

終盤まで見ているとトラバースが『メアリー・ポピンズ』に託した想いが理解出来るようになる。それまではトラバースが小姑のごとく、作曲を担当していているシャーマン兄弟をいじめるシーンに苦笑しながら付き合わなくてはならない。

この映画の批評を読む »

ネブラスカ/ふたつの心をつなぐ旅 - 青森 学

アメリカンドリームの影に隠れた、その他大勢の人たちのかけがえのない物語(点数 88点)


(C) 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

アカデミー賞主要6部門ノミネートの本作だが、それだけ評価されていることもあって、飄々としたおかしみのなかにじんわりとした感動が伝わる親子の絆を描いたロードムービーだ。

この映画の批評を読む »

メイジーの瞳 - 中野 豊

ネバーランドには大人厳禁 ‘What Maisie Knew’ (点数 75点)


(C) 2013 MAISIE KNEW, LLC. ALL Rights Reserved.

レズビアンカップルと子供たちの物語『キッズ・オールライト』の製作陣による新作です。今回は、離婚による親権争いと、それぞれの大人のパートナーたちを、純粋な瞳で見つめる少女のハートウォーミングな愛情物語に仕上がっています。

この映画の批評を読む »

ジョバンニの島 - 青森 学

わすれてはならないのは戦争の記憶だけでなく、そのなかでも生まれた信頼や友情という想い出である(点数 95点)


(C)JAME

色丹島に住む『銀河鉄道の夜』の登場人物にちなんだ名前を持つ兄弟、純平と寛太の四季折々の中で育む成長譚。やがてソ連軍の侵攻によって二人の運命が大きくゆらいでいく。
「北方領土は我が国固有の領土」とは言うが当事者でもない限り「故郷」とは呼べない。領土は国家に帰属するが故郷を結びつけるのは人だからである。領土ではない故郷がこの映画の舞台である。

この映画の批評を読む »

マイティ・ソー/ダーク・ワールド - 青森 学

科学と魔法が混在した神話の世界が再び光臨(点数 80点)


(C) 2014 MVLFFLLC. TM & (C) 2014 Marvel. All Rights Reserved.

ロキは北欧神話でもトリックスターとして位置付けられており今作でも敵と味方の間を自在に行き来している。ロキの存在が重要であるからこそ『マイティ・ソー』が北欧神話の継承者として受肉するのである。
ただし勿体ないのが、オーディンの右目が失明しているのは過去の戦争での負傷とされている描写が前作ではあるけれど神話では大いなる知恵を得るための代償として右目を差し出したとされている。
とても深い意味を持つエピソードなので省略してほしくなかったのだが枝葉末節はこだわらないというアメリカンな発想だろうか。だが、オーディンを主役にしたスピンオフを作ると時にはネックになるとは思う。

この映画の批評を読む »

キリングゲーム - 小泉浩子

デ・ニーロとトラボルタの初共演はガチンコバトル!(点数 85点) 


(C)2013 PROMISED LAND PRODUCTIONS, INC. All Rights Reserved.

人里離れた山奥でひっそり暮らす元アメリカ軍人のベンジャミン(ロバート・デ・ニーロ)。
離婚した家族とは疎遠で、足には戦地で受けた弾丸の破片が入ったまま。

鎮痛剤を買うため、車を走らせているとエンジントラブルに見舞われますが、通りかかったエミール(ジョン・トラボルタ)と名乗る男が修理してくれました。

ともにボスニアの戦場にいたことを知ったふたりは、意気投合し、一晩酒を飲み交わしますが……。

この映画の批評を読む »

武士の献立 - 小泉浩子

上戸彩の尽くす新妻ぶりが現実とリンクする? (点数 85点)


(C)2013「武士の献立」製作委員会

「包丁侍」って知っていましたか? 刀ではなく包丁で藩に仕えた侍のことなのだとか。
また、経済を担う「そろばん侍」もいたそう。
確かに戦だけやっていたのでは、生活は成り立ちませんよね。

次男ゆえに、家業の包丁侍より、刀に力を入れていた舟木安信(高良健吾)は、
兄の急死により、いきなり跡取りになりますが、料理の腕はからっきし。

一計を案じた父が、料理上手の出戻り娘・春(上戸彩)を口説き落とし、
夫婦となるも、年上の嫁とうまくなじめません。

ひょんなことから、春の料理指南を受け、めきめき上達していきますが……。

この映画の批評を読む »

エンダーのゲーム - 青森 学

敵は侵略者なのだから徹底的に排除しなくてはならないというマッチョな思想に一石を投じるアメリカの良心と云えるべき作品(点数 82点)


(C)2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved

この作品では侵攻してきた敵を完膚なきまで破壊する徹底した戦闘部隊を組織する国際艦隊だが、この組織のポリシーは第二次大戦後のアメリカの強硬な外交政策を踏襲している。
宇宙人の来襲によってようやく人類が団結するようになっても過去の教訓をまったく活かさず同じような憎しみを宇宙人に向ける愚かさを映画は指摘しているのだが、その疑問を主人公と一緒に抱きながら観客は最後まで見届けることになる。

この映画の批評を読む »

利休にたずねよ - 樺沢 紫苑

心理的距離が近すぎると人は傷つけ合う(点数 90点)


(C)2013「利休にたずねよ」製作委員会

壮絶な心理戦。
そして、それを支える迫真の演技。
映画『利休にたずねよ』は、とても見応えのある作品でした。

利休が切腹させられるに至った真の理由は何だったのか? 
というサスペンス仕立て。と思いきや、
恋愛映画的な意外なおもしろさもあり、
先が読めません。

この映画の批評を読む »

大脱出 - 青森 学

熱き魂の漢の映画!(点数 89点)


Motion Picture Artwork (c) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

今作はシルベスター・スタローン×アーノルド・シュワルツェネッガーの二枚看板が注目されるところなのだが、特筆するべきなのはこのビッグネームに負けぬほどシナリオが凝っているのだ。
自らが犯罪者として刑務所に入所し脱獄することで刑務所の問題を改善するセキュリティコンサルタントをスタローン(レイ・ブレスリン)が演じているのだが、そんな彼が指摘するセキュリティホールを克服した“完璧“な監獄へ彼自身が囚われてしまうというストーリー。

この映画の批評を読む »

ゼロ・グラビティ - 中野 豊

凄い! 怖い! 面白い! 2013年日本公開映画の1番です。(点数 95点)


©2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

奇想天外な物語、想像を絶する無重力空間の映像にびっくり仰天。
3Dで襲いかかる宇宙ゴミ(デブリ)を避けながらの観賞です。

サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが居るそこは、地球上空60万メートル。
音もない、酸素もない、当然テレビも気圧も何にもねぇ おらこんな宇宙いやだ~。

突然、想定外のアクシデントが幾重にも発生します。スペース・シャトルの船外ミッションを遂行している二人は宇宙空間に投げ出されてしまいます。
シャトルは大破し、他の船員は死亡、ヒューストンとの交信も途絶えてしまうのです。
はじめて宇宙飛行で命の危険に直面するサンドラ・ブロック。果たして地球へ生還できるのでしょうか?

この映画の批評を読む »

【おすすめサイト】