◆真の意味で大人と子供の両方が楽しめる傑作(85点)
『きれいな涙 SPIRIT』は王道のストーリーを持つアニメーション作品で、いかにもアメリカらしい一本。ディズニーの『トレジャープラネット』に対抗するドリームワークスの作品だが、どちらも実によく出来ている。フルアニメーションらしいエレガントな動きとCGの融合は、違和感を感じる部分がだいぶ減り、そろそろ完成の域に達したという感じがする。
◆真の意味で大人と子供の両方が楽しめる傑作(85点)
『きれいな涙 SPIRIT』は王道のストーリーを持つアニメーション作品で、いかにもアメリカらしい一本。ディズニーの『トレジャープラネット』に対抗するドリームワークスの作品だが、どちらも実によく出来ている。フルアニメーションらしいエレガントな動きとCGの融合は、違和感を感じる部分がだいぶ減り、そろそろ完成の域に達したという感じがする。
◆見所は動くサトエリの開脚!それがすべてだ(15点)
佐藤江梨子をはじめとしたグラビアアイドル出演で送る、かつてのテレビシリーズの劇場版リメイク。ほとんどVシネマなみの安っぽさで、テキトーなストーリーと低予算バレバレのセット、見ていて笑いが止まらないほど下手っぴな演技が味わえる。
◆独特の味がある、フィリピン製感動ドラマ(60点)
『anak』という、日本でも加藤登紀子がカバーしたフィリピンの名曲を原作とした映画。世界中に出稼ぎに行く、フィリピン人メイドを描く。
◆映像はいいが、展開がうそ臭くてのめりこめない(40点)
竹内結子と吉沢悠という人気タレントが主演のラブロマンス。香港のアカデミー賞3部門を受賞した「星願(セイガン)」という作品のリメイクで、日本風にアレンジしたと言うのは製作会社の弁。
◆最初のアクションシーンはいい、あとはおバカ映画(20点)
上映期間3週間を目指す(……。)という、倉田保昭主演のカンフー映画。倉田保昭という俳優は、日本ではGメン75で知られ、香港その他のアジアでは和製ドラゴンとして知られるアクションスターである。最近ではスーチー主演の『クローサー』にも、クライマックスの敵役で出ていた。
◆日本語版の出来の悪さを何とかしてほしい(30点)
シネコンで、聴覚障害者と健常者が同時に鑑賞出来るという、日本発のバリアフリー上映が行われると話題の映画。原作は、ドイツの超有名な古典。この作者はミステリも書いていて、一部に根強いファンがいる。
◆盲目世界をどう表現しているかが見所(65点)
『スパイダーマン』が世界中で大ヒットして、乗りに乗ってるマーヴェル社が今回出してきたのが、スパイダーマンのオトモダチという設定のデアデビル。アメコミでは、こんな風に各作品同士の背景世界はつながっているのが普通だ。
◆単なるビックリ映画としてみるのが正しい(80点)
日本の『リング』がハリウッドでリメイクされてからというもの、似たような東洋的ホラーが相次いで公開されているが、これもその流行の一つとされている。
◆スタイル抜群の女の子がワイヤーワークで華麗にアクション(80点)
台湾(スー・チー)、中国(ヴィッキー・チャオ)、香港(カレン・モク)の3大スター主演のアクション映画。
『チャーリーズ・エンジェル』との差別化を計るためか、こちらはシリアス路線で行く。でもストーリーは似たようなもん。だから、見所はやはり美女のアクションという事になる。
◆新感覚のガン・アクションが素晴らしい(70点)
映画業界のかきいれ時であるゴールデン・ウィークをあえて外し、その直前に公開するSF映画という事で、当初はあまり期待せずに観にいった作品。
ところがどっこい、面白い映画というのは、えてしてそういう時に出会うものである。『リベリオン』は、新しい映像を観たい人には、是非お勧めしたい一本だ。
◆ジェット・リーに精彩がない凡作(40点)
日本でも人気のあるアクションスター、ジェット・リーが主演のアクション映画。ストーリーは2の次で、アクションだけを見せるという、典型的ハリウッド作品である。
ところが、その肝心のアクションが平凡。ジェット・リーは、中国の武術大会のチャンピオンになったこともある『本物』だが、『ブラック・ダイヤモンド』では大したアクションをみせてくれない。
◆前作の二番煎じレベルから脱却できていないパワーダウン続編(40点)
御存知、演技派ロバート・デ・ニーロと、コメディアンのビリー・クリスタルのオジサン二人が主演のコメディ映画。
これは、『アナライズ・ミー』という映画の続編で、基本的な設定、脇役たちは全く一緒。いわゆる完全なる続編というやつである。