(55点)
物語は切なくあたたかいものだが、映画としてはパンチ不足。70年代の函館で、入院している病院の院内放送で大好きなDJを務める少年が主人公だ。子供を使った難病ものというのがそもそもあざとい。“リトルなんとか”というありふれた題名では、記憶に残ることもないだろう。天才子役の神木隆之介君のけれん味のない演技と、成長した少女のエピソードで一気に現代にリンクし、さわやかなあと味を残すのが救い。
(渡まち子)
(55点)
物語は切なくあたたかいものだが、映画としてはパンチ不足。70年代の函館で、入院している病院の院内放送で大好きなDJを務める少年が主人公だ。子供を使った難病ものというのがそもそもあざとい。“リトルなんとか”というありふれた題名では、記憶に残ることもないだろう。天才子役の神木隆之介君のけれん味のない演技と、成長した少女のエピソードで一気に現代にリンクし、さわやかなあと味を残すのが救い。
(渡まち子)