ICHI - スタッフ古庄

◆なんか浮いてる・・キャスティングミス!?(60点)

 「何切るかわかんないよ。見えないんだからさ。」っと女版座等市“市”を今回、クールに演じているのは綾瀬はるかさん。

 一作品前の「僕の彼女はサイボーグ」のときのキュートな笑顔は封印して、心を閉ざしたどこか影のある寡黙な女戦士(?)を披露してくれています。

 もちろん!女版座等市ですから“市”も盲目。そして、何といっても剣の達人!杖にしこまれた刀を一抜きすれば、屈強な男たちでもあっという間に!鮮やかに!容赦なく切り捨てる!!なんともかっこいいです♪

 そんな類稀なる剣術を扱う“市”は、侍なのに刀を抜くことができないへっぴり腰でちょっと能天気な男、“藤平 十馬”(大沢たかお)ととある事件を機に出会う。

 二人はそれぞれに目的のある旅の途中、ある宿場町へ辿り着いていた。

 その宿場町には、町を仕切る虎次(窪塚洋介)率いる白河組と万鬼(中村獅童)率いる盗賊(?)の万鬼党の抗争が続いていた。

 市と十馬はなんとこの抗争に巻き込まれ、二人の運命をも大きく揺るがす展開へと進んでいくのでした!

 心を閉ざし、人と関わることをさける市。陽気で少々おせっかいなところさえある十馬。

 反する二人は、宿場町の不穏な空気の中、反発し合いながらもふとしたごとに惹かれあっていく・・そんなラブ話もありつつストーリーは、白河組と万鬼党の抗争が激しさを増す中、市が心を閉ざした理由・十馬が刀を抜けない理由、そして万鬼が冷血な盗賊と成り果てた理由などが徐々に明かされていく。

 その理由は、今も昔もかわらぬものか・・っと思えることで、何につけても“皆と同じ”ことに執着する、“皆と違う”ものを孤立させたがる、そんな人間の全く意味のない悪性のようなもの。それが原因のように感じました。

 また、そこから生まれる悲しみや悔しさから己の殻に閉じこもったり、逆に他人を傷つけたり、自分自身を責め続けたり・・無意味な執着から、悲しみや恨みしか生まれない。

 今回の作品でここまでメッセージ性があったかはわかりませんが(笑;)私、個人としてちょっと感じたところです。

 今作品、ストーリーとしては行き当たりばったり(?)的な感じを受けましたが・・ぼーっと観ている分には違和感を感じないかも知れません(笑;)

 全体としては、んーっ!おもしろい!!すごい!!っというところははっきりいってなく、多少感動はあるものの、泣くまでは至らず、爆笑もなく、割とたんたんと・・っといった印象です。

 しかし、いいところは上げずらかったものの、気になる点が・・一番申し上げたいところ!それは!窪塚さんが・・浮いています!!(私だけが感じたのかもしれませんが。汗;)着物着て、ちょんまげが生えてるのに、何故か現代的!数年前?に若者の間で流行った「?だYO?!YO?!YO?!」などと、3本指を立てて?しゃべる?歌う?HIP HOPというのでしょうか・・?(詳しくわからないのですみません 汗;)

 そんな感じの青年に見えてしまって・・どうも気になって落ち着かなかったです。窪塚さん登場シーンで現実に引き戻されるそんな感じでした(笑;)演技がどうのというよりは、窪塚さんでは線が細すぎる役だったという印象ですね。

 そんな窪塚さんに反して中村獅童さんは、はまり役というか、存在感ありありで、“変な”あらくれもの役は十八番じゃないでしょうか(笑)普通に怖いです!また、“変な”あらくれ着物姿もばっちりきまってました♪

 え?、そんなこんなで(笑)この作品、少し考えさせてくれたことと、綾瀬はるかちゃんのかっこよさ、中村獅童さんの迫力をプラスして50点+10点で合計60点とさせて頂きました。

 観て損をした!っとまではいかないですが、これはDVDでもいいかな・・っというのが今作品の率直な感想です。

スタッフ古庄

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