◆主演3人、特にイ・ビョンホンが魅力的な韓流ウエスタン。娯楽作として十分に楽しめるが、ロマンチシズムが希薄である点が惜しい(75点)
1930年代の満州を舞台に、マカロニ・ウエスタンの世界を「韓流ウエスタン」として復活させる。そんな奇抜なアイデアは、ともすればキワモノを生みがちだが、チョン・ウソン、イ・ビョンホン、ソン・ガンホという3人の俳優たちを得て、見事に娯楽作品として結実した。同じように日本でウエスタンをやろうとした三池崇史の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の失敗に比べると、成功と言えるだろう。
この映画の批評を読む »
◆今夏最も予想外なSF映画がついにそのベールを脱いだ!(85点)
地球に宇宙人がやって来る映画はいくつもある。巨大な宇宙船でやって来るという事は彼らは人類以上の高知能を持っている証拠だ。だから『E.T.』の様なキャラクターは実は現実味に欠ける。また、宇宙人にも地球に来る様々な理由がある。それは『未知との遭遇』の様にわりと友好的な場合もあるが、『インディペンデンス・デイ』の様に地球侵略を目論んでいる場合もある。例えば、地球に用事が全くなかった場合はどうだろう。そんな事ももちろんあるのだ。
この映画の批評を読む »
◆凄まじい残酷描写。フレンチ・スプラッターの系譜に連なるがそれだけに収まらない孤高の問題作(80点)
凄まじい作品だ。インパクトの強さだけで言えば、これまで見た作品の中でも、かなり上位に入るだろう。ホラーやフレンチ・スプラッターの系譜に連なってはいるが、単純な分類を許さない。孤高に位置する問題作だ。
この映画の批評を読む »
◆血に染まる入り江がわたしたちに伝えんとする事とは何か?(80点)
日本は捕鯨という狩猟文化のある国だ。クジラ資源の保存やクジラの乱獲防止のため、国際捕鯨委員会によって現在捕鯨は厳しく取り締まられている。そもそも捕鯨をする国は世界にそう多くはない。鯨肉が貴重なタンパク源であり、鯨油が生活の糧であった時代とは違い、現在は捕鯨は単なる「伝統」に過ぎなくなってきているというのが事実だ。
この映画の批評を読む »
◆悪役が魅力的な映画は面白い(74点)
あらゆるものを破壊し尽す新兵器「ナノマイト」を巡って、悪の組織コブラと、米政府の組織した国際機密部隊G.I.ジョーが、最新科学を駆使して戦う。現代の東京のど真ん中に少林寺風の寺があり、そこで忍者が訓練されているなどというバカバカしい設定に加え、絵に描いたような勧善懲悪のストーリー。笑ってしまうしかないのだが、それでも映画が面白いのは、悪役が魅力的だからだろう。
この映画の批評を読む »
◆娘をさらわれたリーアム・ニーソンが過激にキレる!(70点)
うるさ型の映画ファンや評論家からは時にボロクソにけなされることもあるが、アクション映画のストーリーメーカーとしてのリュック・ベッソンの手腕は、誰もが認めるところだろう。初期の『ニキータ』や『レオン』から、製作・脚本に専念するようになってからの『トランスポーター』や『ダニー・ザ・ドッグ』まで、特異な主人公を創造し、彼(女)らを激流のような物語の中で泳がせる彼の力量は、余人の追随を許さない。
この映画の批評を読む »
◆簡単に侮ることができないような作風(70点)
二週間の休暇を利用してオーストラリア北部へ赴いたリー(メーヴ・ダーモディ)と姉グレース(ダイアナ・グレン)とその彼氏アダム(アンディー・ロドレーダ)の三人は、川釣りツアーに参加し、ガイドのジムを加えた四人はボートに乗って良い釣り場を求めて上流へ上がっていく。ボートがマングローブの沼地に入ったとき、何かが直撃してボートは転覆し、四人は川の中に突っ込んでしまう。グレースとアダムは水の中からマングローブの木へと這い上がるが、リーとジムの姿が不明状態になる。そこで二人が目の当たりにしたのは、大きなワニであるクロコダイルであった。リーは何とかひっくり返ったボートに上がり、グレースとアダムがいるマングローブの木へ辿り着くのだが……。
この映画の批評を読む »
◆月並を想像してたら大間違いのハワイが舞台の極上スリラー(75点)
新婚旅行と言えばやっぱりハワイ。ここ10年程で、日本人のそんなステレオタイプな概念もだいぶ変わってきたが、やっぱりハワイは強い。それはアメリカ人にとっても同じ事。ハワイの透き通った青い海と緑の生い茂るジャングルは世界中の人を虜にしている。映画『パーフェクト・ゲッタウェイ』では新婚ホヤホヤの若いカップルが日常を忘れて南の島で思いっきり解放されるはずが、ある殺人事件に巻き込まれしまう。この映画はスリラーだが、ブラジルに旅行に行った若者達が酷い目に遭ってしまう『ブラッド・パラダイス』の様な悪質な映画を想像していると大間違い、良質な映画不作のこの夏、本作は夏らしく気楽に観れて満足感を得る事の出来るなかなか貴重な作品なのだ。
この映画の批評を読む »
◆アーティストたちの素晴らしさを教えてくれる良作(75点)
1950年代から70年代にかけて人気を誇ったブルース音楽のレコード会社“チェス・レコード”の栄枯盛衰と、創設者及び所属アーティストたちの成功や葛藤を描いた音楽系人間ドラマ。
この映画の批評を読む »
◆ドラマとしての深み(80点)
南極観測隊員として、南極ドームふじ基地で調理を担当した西村淳のエッセイ「面白南極料理人」を映画化。監督はこれが商業映画デビューの沖田修一。主演の料理人を堺雅人が演じている。他の隊員たちに生瀬勝久、きたろう、高良健吾ら。
この映画の批評を読む »
◆ひとりの女性の魅力と人間的な本質に真摯に迫ろうとした作品(75点)
舞台は1954年のフランス。15年の沈黙を破って、ガブリエル"ココ"シャネル(シャーリー・マクレーン)は復帰コレクションを開催するも、評論家たちから酷評されてしまう。彼女は改めて、孤児だった自分がファッション界のトップに上り詰めるまでのキャリアを振り返る。そこには、愛と創造の挟間で生き抜いてきた自分自身の姿があった……。
この映画の批評を読む »
◆新鮮さを感じさせるための工夫が施されている(80点)
現在、最もノッている英国人アクションスター、ジェイソン・ステイサムの痛快アクションシリーズ『トランスポーター』シリーズの第三弾。監督は、前二作を手懸けたルイ・レテリエに代わってオリヴィエ・メガトン。
この映画の批評を読む »
◆ド派手で迫力満点(75点)
人気アクション・フィギュアから生まれたTVアニメ『地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー』に基づいて実写映画化されたアクション作品。
この映画の批評を読む »
◆ハリウッドの乱暴者同士が久々の西部劇で共演(80点)
エルモア・レナード原作の西部劇『決断の3時10分』(57)のファンだったというジェームズ・マンゴールド監督が、半世紀越しでリメイクを実現させた作品。故意か偶然か、ともに暴力沙汰で世間を騒がせたことのあるラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルが、本作で初めての共演を果たした。
この映画の批評を読む »
◆汚いビジネスの裏では可笑しな事が起こっている(80点)
英コメディ映画『IN THE LOOP』は戦争を扱った政治的風刺映画だが、「この映画は過去の歴史とはなんら関係ない」と監督のアーマンド・イヌアッチは言う。物語の中ではアメリカ大統領とイギリス総理大臣が協力して中東のとある国との戦争を考えている。これはいくらフィクションとは言えど、やはりあの戦争を思い起こさせる。しかしながら、戦争案には両政府の中にも反対派がおり、この映画は彼らの奮闘や混乱を描く。
この映画の批評を読む »