1位. おっぱいバレー
◆綾瀬はるか先生の就任挨拶が、個人的なオススメシーン
『おっぱいバレー』は、じつのところ中高年男性向きのオススメ品である。だが、いい年をしたオジサンが、娘のような年頃の受付嬢に「『おっぱいバレー』、大人一枚!」と、キョドった笑顔で言った日には、末代までの大恥だ。だから私は、いっそ題名を『哀愁の旅路』とかに変えたらいいと、4年ほど前から言ってきた。
というのはもちろん嘘だが、いろいろな媒体で似たようなことを言っていたところ、先日映画会社が「恥ずかしい人は、略語の『OPV』(おっぱいばれー)でも買えるようにします」と、大々的にマスコミを使って発表してくれた。おかげで、よけいにチケットを買いにくくなった。
1979年の北九州。とある中学校の弱小バレー部に、新任教師(綾瀬はるか)が顧問としてやってきた。ところがバレー部の面々は、そもそもスポーツなどやる気のないダメ生徒ばかり。誰かが拾ってきたビニ本にむらがるような、エロの事しか頭にない悪ガキだった。そんな彼らにやる気を出させようとする教師だったが、口だけは達者な中学生どもに逆に約束させられてしまう。「一勝したらおっぱいを見せること!」
2位. NIGHT☆KING ナイトキング
◆大笑い必至のホスト業界コメディ
愛田武氏といえばホスト王。歌舞伎町の業界勢力図を書き換え、ビジネスの健全化にも貢献したという、テレビ番組等でもおなじみのカリスマ社長だ。そんな彼の伝記映画『NIGHT☆KING ナイトキング』は、ホストビジネスの裏側を興味深く見せるコメディ作品。しかもなかなかの傑作で、ホストをテーマにした実写映画としては、相当面白い部類に入る。
昭和43年。女好きがたたってトラブルを巻き起こし、会社をくびになった榎本武(いしだ壱成)は、叔父のコネでホストに転職する。趣味と実益を兼ねる楽勝ジョブとなめていた榎本だったが、実際は実力がなければ収入ゼロという壮絶な格差社会。派閥争いやイジメがはびこる殺伐とした職場であり、ただ女が好きなだけで勤まるような仕事ではなかった。
3位. アイ・アム・レジェンド
◆人類最後の一人になっちゃいました
何かの間違いで人類が滅び、地上最後の一人になってしまったらどうするか。『アイ・アム・レジェンド』は、そんな男の物語だ。
ガンを根絶する画期的な新薬が開発された。やがてその万能性から、人類を救う大発明ともてはやされる。それから数年後、無人化して荒廃するニューヨークの街で、一人の男(ウィル・スミス)と一匹の犬がサバイバルしていた。毎日AMラジオ全周波数で他の生存者に呼びかけているものの、いまだ誰からも返事はない。自分以外の人類は絶滅してしまったのだろうか。
4位. 悲しみが乾くまで
◆ハル・ベリー&ベニチオ・デル・トロを圧倒する才能
『悲しみが乾くまで』に主演するハル・ベリーとベニチオ・デル・トロは、ともにオスカー受賞経験がある実力者で、その演技力に死角はない。だが、それでも本作は、彼らがかすんでしまうほどに、別のある人物の圧倒的な才能を感じさせる。
5位. プロジェクトBB
◆泣ける度の高さは過去最高レベル
ジャッキー・チェンは、30年以上にわってすべての主演作が日本公開されている不世出の大スターだが、近年じつは尻に火がつき始めていた。それは、タイのアクションスター、トニー・ジャーの出現による。彼は『マッハ!』や『トムヤムクン』で、全盛期のジャッキーを上回る物凄いリアルスタントを見せ、ジャッキー・チェンに引導を渡すのは間違いなくこの男だろうと、全世界のアクション映画ファンに思わせた。
6位. ROOKIES -卒業-
◆無用なほどに熱い男の野球ドラマ
森田まさのりによる原作の野球漫画も、そのドラマ版も私は見ていない。どう考えても置いていかれるに違いないと思いつつの鑑賞だったが、これが意外なほど面白い。チョイワル男たちの熱いドラマを、私はすっかり気に入ってしまった。
7位. シークレット・サンシャイン
◆シングルマザーが味わう未曾有の苦しみ
脳性麻痺の女性の恋愛物語「オアシス」(02年、韓国)は、このサイトで絶賛したから覚えている方も多いかも知れない。『シークレット・サンシャイン』はそのイ・チャンドン監督の最新作で、これまた大いに引き込まれる本格ドラマだ。
8位. ロッキー・ザ・ファイナル
◆スタローンが命をかけて作った一本
おそらく30代以上の男性にとって、ビル・コンティ作曲によるこのシリーズのテーマ曲『Gonna FlyNow』ほど心を奮い立たせるメロディはないだろう。あれが流れ、画面に巨大な「ROCKY」の文字がスクロールすれば、もはやそれだけで感無量、というほどほれ込んだファンも少なくない。
9位. 幸せのちから
◆結末を知ってると面白さ半減
手遅れかもしれないが、この映画に興味を抱いた人に、私からひとつ重要事項をアドバイスしたい。それは、もしアナタがこの作品の元となったクリス・ガードナーという男の実話の、とくに結末について何も知らないのならば、何も読まず聞かず 先に映画館に行ってきなさいということだ。
10位. ウォーリー
◆地球に一台だけ残ったごみ処理ロボットの数奇な運命
「トロピックサンダー」の記事でも書いたが、最近はひどいネタばらしが目に付く。だが、『WALL・E/ウォーリー』の場合は、宣伝側が自ら予告編で「事前に知るべきでない設定」を、何億円もかけて全国民へご丁寧に周知させているのだから参る。
当サイト、人気批評家「前田有一氏」の監修にてランキングを作らさせて頂いております。













