お忙しい方に、最高に良い映画を観て頂くための映画批評サイト【映画ジャッジ!】

叫びたい

1位. ミスト

◆スティーブン・キングの原作を変更、凌駕した大傑作

ミスト

 フランク・ダラボン監督とスティーヴン・キング原作のコンビには、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」という傑作がある。鬼門とさえ言われるほど難しいキング作品の映画化を、ほとんど唯一成功させているのがこの監督なのだ。だから、ファンに人気の中篇『霧』をフランク・ダラボンが手がけたのはある意味必然。そしてその期待に彼は、三たび完璧にこたえた。映画『ミスト』は、必見の衝撃作である。

 メイン州の田舎町。荒れ狂った台風が去った翌朝、物資の買出しに地元のスーパーマーケットに集まった住民らを、今度は視界ゼロの霧が襲う。ちょうど買い物に来ていた主人公デヴィッド(トーマス・ジェーン)と幼い息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)は、やがて霧の中に恐ろしい"何か"がいることに気づく。

「ミスト」の続きを読む

2位. ファニーゲーム U.S.A.

◆絶対に見てはいけない映画

ファニーゲーム U.S.A.

 品のよさげな夫婦と幼い息子がドライブをしている。車内の3人は、クラシック音楽の曲名あてで仲良く遊んでいる。微笑ましいその様子は、しかし激しいパンクロックによって突然中断させられる。そこで映画のタイトルが表れる。

 マスコミ向け完成披露試写会でこのオープニングを見て、私は心底ゲンナリとした。またあの『ファニーゲーム』を見なくてはならない。こんな職業に就いていなければ、二度と見ることはなかったであろう作品。ミヒャエル・ハネケ監督がセルフリメイクなんぞしなければ、永遠に避けていられたはずなのに……。

 湖畔の別荘に着いた一家は、ほどなく隣家から若者二人の訪問を受ける。ところが応対した妻(ナオミ・ワッツ)は、「卵が切れてしまったので貸してほしい」と語る青年のひとり(ブラディ・コーベット)と、些細な理由で口論になってしまう。

「ファニーゲーム U.S.A.」の続きを読む

3位. オープン・ウォーター2

◆海嫌いを増やすシリーズ第2弾

オープン・ウォーター2

 2年前、当サイトでもオススメしたシチュエーションスリラーに「オープン・ウォーター」という作品があった。ダイビングツアー側が人数を数え間違えたため、大海原のど真ん中に取り残されてしまった哀れなカップルの、とてつもなく怖い話であった。

 『オープン・ウォーター2』は、あの傑作の続編……というわけではまったくなく、タイトル以外中身は何の関係もない独立したスリラーである。

 メキシコ湾に集まった旧友たち6人は、出世頭のダン(エリック・デイン)の豪華ヨットでクルーズに出かけた。やがてヨットははるか沖に達し、はしゃぎまわる若者たちは一人また一人とエメラルドグリーンの海へと飛び込んでいく。そして最後の一人が海に入ったとき、彼らは甲板に戻るためのハシゴをおろし忘れていたことに気づくのだった。

「オープン・ウォーター2」の続きを読む

4位. 黒い家

黒い家

◆自ら指を切って保険金を請求する人々

 後出しじゃんけんの結果はわかりきっているという意見もあるが、韓国版『黒い家』の出来は予想以上に良いものであり、貴志祐介の同名原作のファンには(大竹しのぶ主演の99年公開の日本版でなく)こちらをオススメする。

「黒い家」の続きを読む

5位. The FEAST/ザ・フィースト

The FEAST/ザ・フィースト

◆上級者ほどいなされる「過去のどの作品にも似ていない」ホラー映画

 ホラームービーを大好きなアナタがこの『ザ・フィースト』を見ると、予測を裏切る展開の数々に感心することになるだろう。

「The FEAST/ザ・フィースト」の続きを読む

6位. PVC-1 余命85分

PVC-1 余命85分

◆野心的アイデアをほめたい

 新鋭監督は、野心あふれるほうがいい。85分間リアルタイム進行、一回もカットなし(全編ワンカット)。そんな個性的な実話映画『PVC-1 余命85分』を撮った、コロンビアのスピロス・スタソロプロス監督のように。

「PVC-1 余命85分」の続きを読む

7位. テラートレイン

テラートレイン

◆まさに「地獄の車窓から──」

 80年の同名サスペンスのリメイクとなる本作は、その内容を大きく変え、電車ファンを凍りつかせるスプラッターホラーとして蘇った。

「テラートレイン」の続きを読む

8位. クワイエットルームにようこそ

クワイエットルームにようこそ

◆松尾スズキ監督の非情さが炸裂する怖い映画

 女優は、私生活が波乱万丈なほど芸に深みが出るなどといわれる。もしそれが真実ならば、結婚生活で心身ともに苦労したといわれる内田有紀は、今の若手女優の中では今後の成長が見込まれる一人であろう。結婚引退後、離婚を経て復帰後初の主演作となるこの『クワイエットルームにようこそ』は、彼女のおそるべき演技力によって傑作として花開いた。

「クワイエットルームにようこそ」の続きを読む

9位. ダイアナの選択

ダイアナの選択

◆公式サイトを読む前に見に行って

 犯人の名前を知ってから推理小説を読むのが好きな人は、『ダイアナの選択』の公式サイトを読むとよい。

「ダイアナの選択」の続きを読む

10位. ブリッジ

ブリッジ

◆映画史上有数の問題作

 『ブリッジ』をすこぶる気に入った私は、すでにテレビや雑誌等いくつかの媒体で紹介してきたが、今日はここ超映画批評で初めて知ったという方のためだけに、まったく新しい形でこの映画の記事を書こうと思っている。

「ブリッジ」の続きを読む

 

当サイト、人気批評家「前田有一氏」の監修にてランキングを作らさせて頂いております。

メールで映画ジャッジの最新情報をチェックしませんか?

 映画ジャッジでは毎週1回、メールマガジンによるオトクな映画の最新情報を配信しています。週末に公開される映画の批評はもちろん、メルマガ読者だけに先行公開する批評やプレゼントのご紹介もあります。この機会にぜひとも映画ジャッジのメールマガジンをご購読(無料)下さい。より素晴らしい映画ライフをお楽しみ頂けます。