オーシャンズ - 渡まち子

◆驚きに満ちた海の世界を紹介するドキュメンタリー(70点)

 海とそこに生きる生物をとらえた映像は、美しく神々しい。海の本質に迫るため、北極の氷山から、サンゴ礁に彩られた南の海、未体験の深海まで、世界中をまわって撮影を敢行。登場する海洋生物は、泳ぎの達人のイルカ、ゆったりと漂うシロナガスクジラ、可愛らしいアザラシに幻想的なクラゲの群れなど、 100種類以上だ。危険で巨大な波や嵐などの牙をむいた自然の姿も含めて、驚きに満ちた海の世界を紹介するドキュメンタリーである。

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Dr.パルナサスの鏡 - 岡本太陽

◆ギリアムの魔法の世界でヒース・レジャーは永遠の喜びを手に入れた(50点)

 『ダークナイト』のジョーカー役でアカデミー助演男優賞を受賞したヒース・レジャーにとって、遺作となってしまったテリー・ギリアム監督作『Dr.パルナサスの鏡(原題:THE IMAGINARIUM OF DR. PARNASSUS)』。本作が彼の亡霊に取り憑かれているかの様な印象を受けるのは仕方が無いが、奇しくも本作でのレジャーはそれまで演じたどの役よりも気持ち良く演技をしている印象を受ける。

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Dr.パルナサスの鏡 - 渡まち子

◆鬼才ギリアムが描く摩訶不思議ワールド。ヒース・レジャー急逝の大ピンチを乗り切る必殺技が見事だ。(65点)

 現代のロンドン。悪魔との契約で不死になったパルナサス博士が率いる移動式劇場は、鏡で人々を別世界に誘う見世物で大人気だ。だが博士は最近、何かに怯えている。そんなある日、記憶を失くした男トニーが一座に加わるが…。

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エクトプラズム 怨霊の棲む家 - 渡まち子

◆モヤモヤとした得体の知れない煙状の半物質でかなり不気味(45点)

 最近、超常現象を扱う映画が立て続けに公開されているが、本作は実話とのこと。やはり理屈では説明できない不思議は世の中に存在するようだ。コネチカット州北部にあるビクトリア朝の一軒家に住むキャンベル一家。ガンを患う長男マットの病気治療のためにこの家に越してきたのだが、そこはかつて葬儀場だっただけでなく、不気味な儀式が執り行われていた場所だった。やがて一家に想像を超える恐怖が襲いかかる…。

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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 - スタッフ古庄

◆癖ありサスペンス(50点)

 こんな内容だったとは・・・

 あらすじ(↓)

 40年前、ひとりの少女が忽然と姿を消した。

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オーシャンズ - 山口拓朗

◆これまでの海洋ドキュメンタリーとは一線を画す(75点)

 海に住む生き物たちの行動にカメラが迫ることの難しさは想像に難くないが、本作「オーシャンズ」は、生き物たちのありのままの生活ぶり、その決定的瞬間を「CGではないのか?」と勘ぐりたくなるほどのタイミングと距離でカメラに収めている。海洋生物だけでなく、その映像演出の巧さ、美しさにも注目したい1本だ。

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サロゲート - 渡まち子

◆いびつな理想郷が舞台という設定はユニーク(50点)

 ひきこもりをハリウッドらしいアプローチで描くSFアクション・サスペンス。近未来、ロボットのサロゲートが人間のすべての社会活動を代行し、人は自宅でサロゲートを操作するだけで、安全を確保していた。事故や殺人、伝染病などの危険から人間を解放したはずのシステムだが、ある日、サロゲートが襲われ、使用者本人も死亡する事件が発生。FBI捜査官のグリアーは、ロボットを開発した企業と事件を捜査することになる。

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パーフェクト・ゲッタウェイ - 佐々木貴之

◆サスペンス・スリラーならではの薄気味悪さ(75点)

 新婚旅行でハワイにやって来たクリフ(スティーヴ・ザーン)とシドニー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)。二人はトレッキングで美しいビーチを目指そうとする。だが、この辺でカップル殺人事件の犯人が潜んでいることを知る。その後、ニック(ティモシー・オリファント)とジーナ(キエレ・サンチェス)のカップルと出会い、一緒に行動する。クリフとシドニーはこの二人の前に出会ったケイル(クリス・ヘムズワース)とクレオ(マーリー・シェルトン)のカップルを疑い始めるが、その後はニックとジーナをも疑い始めるが……。

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マッハ!弐 - 福本次郎

◆トニー・ジャーという稀代のアクション俳優の超人的な身体能力の限界に挑戦することに最優先し、エピソードは付け足しに過ぎない。命がけの格闘シーンの連続に“ものすごい映像を見た”という満足感を得られるのは間違いない。(70点)

 剣道、カンフー、ムエタイ、総合格闘技、そしてナイフを使ったゲリラ戦術まで、あらゆる武術において達人の域に達した主人公の肉体的パフォーマンスには圧倒される。さらに群れをなす象の背中を自在に走り回り、心をつかんでしまうなど動物ですらひれ伏せさせてしまう精神面での充実も描かれる。映画は、トニー・ジャーという稀代のアクション俳優の超人的な身体能力の限界に挑戦することに最優先し、エピソードは付け足しに過ぎない。それでもCGに頼らない命がけのシーンの連続に “ものすごい映像を見た” という満足感を得られるのは間違いない。

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かいじゅうたちのいるところ - 福本次郎

◆そろそろ身の回りの雑事は自分でやらなければならない年頃になった少年が、抑えていた苛立ちを爆発させる。言いたいことをうまくいえず、他人を困らせて感情を表現する子供の行動は、見る者に幼き日の記憶をよみがえらせる。(50点)

 お姉ちゃんと遊びたいのに相手にしてもらえない、お母さんにかまってほしいのにこっちを向いてくれない、かわいがってくれたお父さんはもう家を出て行った。年上の家族が面倒を見てくれた幼年期は終わり、そろそろ身の回りの雑事は自分でやらなければならない年頃になった少年が、抑えていた苛立ちを爆発させる。言いたいことをうまくいえず、他人を困らせて感情を表現する子供の行動は、見る者に幼き日の記憶をよみがえらせるだろう。誰もが経験があり、大人になって失ってしまった気持ちが切ないほどリアルに再現される。

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秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~ - 渡まち子

◆ぬるま湯気分で楽しもう(50点)

 単純極まりない絵柄は、手抜きのくせに、いや、手抜きだからこそ味がある。脱力系の笑いが冴えるFLASHアニメ「秘密結社鷹の爪」シリーズの劇場版第3弾。人のいい総統をリーダーに、のんびりと世界征服を企む謎の秘密結社鷹の爪団。メンバーが長い休暇から戻ると秘密基地が何者かによって荒らされている上に、レオナルド博士が行方不明に。博士の故郷テキサスに向かった一行は、博士が陰謀に巻き込まれたことを知る。

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サロゲート - 前田有一

◆日本のひきこもり文化がついに世界を制した(65点)

 グラフィックノベルを原作とする未来SF『サロゲート』の設定はユニークだ。14年前に開発された技術が発展し、今では人類の98パーセントが「サロゲート」と呼ばれる機械の分身を、自宅から遠隔操作することで生活している。

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パーフェクト・ゲッタウェイ - 前田有一

◆2度目も楽しめる、よくできたミステリ(75点)

 先日、ある人と「ポリティカル・サスペンス」の話をしていたら、なぜか会話が食い違う。どうもおかしいなと思い確認してみたら、その人は「トロピカル・サスペンス」だと思っていたらしい。

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Dr.パルナサスの鏡 - 前田有一

◆ヒース・レジャーの遺作(55点)

 「ダークナイト」撮影後に急逝したヒース・レジャーが最後に撮影していたのがこの『Dr.パルナサスの鏡』。主演俳優が事故死するなどと、場合によってはそのままお蔵入りになりかねない大事件に遭遇しながら、本作は何とか完成した。ジョニー・デップらヒースの親友たちが彼の役を引き継ぎ、テリー・ギリアム監督もそれに合わせて内容を変更したからである。役を引き継いだ3人が、それぞれのギャラを当時2歳のヒースの娘に寄贈したという美談も有名である。

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板尾創路の脱獄王 - 山口拓朗

◆これぞキング・オブ"トンデモ"な結末(55点)

 舞台は昭和初期。すでに2度脱獄経験のある囚人、鈴木雅之(板尾創路)が信州第二刑務所に移送されてきた。その後も彼は、独創的な手法を駆使して、次々と脱獄を成功させる。世間は彼のことを"脱獄王"と呼んだが、なぜか彼は毎回脱獄直後に、しかもきまって線路上で捕まってしまうのだ。看守長の金村(國村隼)は、そんな鈴木に興味をもつ。果たして脱獄をくり返す鈴木の本当の目的とは?

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