ハロウィンII - 渡まち子

◆あまりの流血シーンの連打に、見ていてぐったりと疲れる(45点)

 ヘヴィ・ロック・ミュージシャンが本業のロブ・ゾンビがスプラッタ映画「ハロウィン」をリメークして思いがけず好評だったが、本作はその続編で、主人公の殺人鬼マイケル・マイヤーズの妹ローリーが中心の物語だ。どこか幻想的なタッチで、時折ミュージック・ビデオのようにも見える。ハロウィンが近くなり、不気味な夢を見るようになったローリー。彼女はマイヤーズ家で唯一の生き残りだったが、そうとは知らずにストロード家に引き取られ幸せな生活を送っていた。そんな時、売名行為に走るルーミス医師の本が発売され、自分が殺人鬼マイケル・マイヤーズの妹だと知ってショックを受ける。思わず家を飛び出したローリーだったが、時を同じくして精神病院から脱走したマイケルが再び殺戮行為を繰りひろげていた…。

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トイレット - 町田敦夫

◆荻上直子が一皮むけた(70点)

 乳児を何週間も放置する親がいるかと思えば、親の遺体をミイラ化させる子がいたりと、何だか最近、家族がおかしい。そんな中で公開される荻上直子監督の3年ぶりの新作は、切っても切れない家族のつながりを、独特のセンス・オブ・ユーモアでくるんだ良作だ。

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花と蛇3 - 町田敦夫

◆ストリップ劇場に行かなくても“みなたん”のヌードが見られるぞ!(50点)

 清純派グラビアアイドルから、すっかりお騒がせタレントになってしまった小向美奈子が、団鬼六原作のSM映画で堂々、主演。SM趣味のない筆者としてはどれほど集客に貢献するのかよくわからないが、とにかくプレス資料に記載の売り文句をそのままご紹介しておこう。なんと本作では「芋虫ころがし、生け捕り揚羽締め、三点逆股くぐり図といったオリジナル緊縛の数々が惜しげもなく披露」されているのだあ!

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キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争 - 渡まち子

◆007をはるかにしのぐ秘密兵器の数々、ネコ界のハンニバル・レクターの登場以外にも、映画のファンならばワクワクするようなパロディが満載だ(50点)

大ヒットした動物映画の続編の本作は、共通の敵に対してライバル同士の犬と猫が手を組む展開が笑いを誘う。猫のスパイ組織の元エージェント、キティ・ガロアが、犬や猫、人間までも自らの支配下に置くという恐ろしい策略を企てていた。かつてない危機にさられたネコたちは、ずっと敵対してきた犬スパイ組織とも手を組むことを決心する。ネコ界からは名実ともトップ・エージェントのキャサリン、イヌ界からはすぐに暴走するが潜在能力を秘めた元警察犬のディッグス、なぜかハトのシーマスも加わって、打倒キティ・ガロアのチームを組むことに。果たして彼らはガロアの陰謀から自分たちと人間、引いては地球を守れるのか?!

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シークレット - 福本次郎

◆ある殺人事件の担当になった刑事が捜査を進めていくうちに、犯人は妻ではという疑念が胸に巣食い始める。真相を追うほどに逆に追い詰められ、苛立ちが焦燥に、怒りが恐怖に変わっていく主人公の心理描写が非常に繊細でリアルだ。(50点)

 交通事故の被害者はなぜプライベートを詳しく知っているのか。美しい妻は何を隠しているのか。そして謎の電話の主とどこからか自分を見張っている目。ある殺人事件の担当になった刑事が捜査を進めていくうちに、犯人は妻ではないかという思いが胸に巣食い始める。やがてその疑念は確信になり、犯行の目的がわからぬまま彼女をかばおうとして苦悩にさいなまれて行く。真相を追うほどに逆に追い詰められ、苛立ちが焦燥に、怒りが恐怖に変わっていく主人公の心理描写が非常に繊細でリアルだ。

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ハナミズキ - 渡まち子

ハナミズキ

© 2010 映画「ハナミズキ」製作委員会

◆ストーリーそのものは、出会ってはすれ違うという古臭いもので、終盤には偶然を多用する展開になり、目新しさは何もない(40点)

 10年の歳月の中、すれ違い続ける恋人たちの物語だが、あまりに展開が早いせいか、あっさりと薄味の恋愛映画になっている。北海道に住む紗枝は、東京の大学を目指して受験勉強中。ある時、水産高校に通う康平と偶然出会い、恋に落ちる。やがて東京と北海道の遠距離恋愛が始まった。海外での仕事を目標に、都会生活でどんどん美しくなる紗枝と、たとえ苦労があっても漁師として頑張りたい康平は、互いを思いながらも次第にすれ違いはじめる…。

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ルー=ガルー - 前田有一

ルー=ガルー

◆京極夏彦作品の異色は、いまどきアニメの"フツー"(10点)

 京極夏彦といえば、百鬼夜行(京極堂)シリーズに代表される、オカルト風味を取り入れた分厚い推理小説で知られる。

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東京島 - 前田有一

東京島

© 2010「東京島」フィルムパートナーズ

◆現代的でユニークな無人島映画ではあるが(40点)

 映画の中で無人島が出てくる場合、65パーセント程度の確率でセクシー美女が漂流してくる。その美人はたいてい作品の中で不自然に大きなおっぱいを晒すので、男たちは無人島ものが大好きである。12チャンネル(東京の場合)や深夜帯にこの手の映画が多いのも、需要と供給の経済原則からみれば当然であろう。

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花と蛇3 - 前田有一

◆小向美奈子の文句なしストリップ映画(65点)

 先日『キャタピラー』で久々に主演・寺島しのぶのハダカをみた。彼女は出世作の「ヴァイブレータ」(2003)から、節目ごとに脱ぎっぷりのよさを見せ付けてのし上がってきた女優だが、37歳になった今でもきれいな身体をしていた。やはり細身の37歳は、オンナとして一番の食べごろといえる。むろん、この件に関して私の好み以外の根拠はない。

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トイレット - 前田有一

◆弱いアイデアだけで、いきなり撮り始めたような印象(55点)

 することは一緒なのに、どうしてこうも違うものが生まれるのか。各国のトイレ事情は、それだけで一冊本が出せるほどバラエティに富んでいる。便器の形や大きさはもちろん、紙で拭くのか水なのか、はたまた砂なのかといったところまで、さまざまな違いがある。

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KING GAME キングゲーム - 前田有一

◆江川監督らしさを押し出し、もっと過激なゲームを(10点)

 中世のヨーロッパが起源だそうだが、合コンの風物詩こと王様ゲームはどこか日本人にぴったりな余興である。

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NECK ネック - 渡まち子

◆文壇の中でも激しく評価が分かれる異色作家・舞城王太郎の原案だけに、後半は若者ウケしそうなハチャメチャな物語が炸裂し、正直、ストーリーがよくわからなくなる(40点)

 人気覆面作家・舞城王太郎原案の本作は、さまざまなジャンルがごちゃ混ぜになった、名付けて胸キュン・ホラー・青春ムービー。美人だが、変わり者の理科系大学院生の杉奈は、お化けを作る研究に没頭中。そんな杉奈に一目惚れしたフツーの大学生・首藤は勇気を振り絞って告白、彼女から深夜の研究室に呼び出される。デートかと期待したのに、大きな木箱“ネックマシーン”に入れられて、実験台にされるハメに。その後、ホラー作家やその編集者が入り乱れて、お化けを作リ出す“ネック(首)プロジェクト”が始動する…。

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怪談新耳袋 怪奇 - 小梶勝男

◆「悪魔の凶暴パニック」を思わせるパニック・ホラー「ツキモノ」と正統派Jホラー「ノゾミ」。ホラー・マニアの篠崎誠監督による、対極的な2本立ては、どちらも一筋縄ではいかない面白さがある(68点)

 篠崎誠監督はホラー・マニアである。ホラーを巡って、黒沢清監督との対談本を出しているくらいだ。その篠崎監督が、期待通りの一筋縄ではいかないホラーを見せてくれた。

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ようこそ、アムステルダム国立美術館へ - 福本次郎

ようこそ、アムステルダム国立美術館へ

© PvHFilm2008

◆美術館改築計画は市民団体の抵抗で頓挫、問題は解決されないまま先送りが決定され、さらに資金難や指導者の辞任にまで発展する。カメラはそんな予想外の展開にも“それもまた人間の営み”とばかりに客観的にレンズを向ける。(50点)

 国立の美術館=市民の税金で賄われている以上、この映画を通じて美術館側は改修工事を公開して再オープン時の華々しい広報活動に利用しようと目論んでいたのだろう。監督もまた、さまざまな立場の人々がひとつの目標に向かって力を合わせ、難題を克服する過程を通じて理性の勝利を描きたかったに違いない。しかし、現実は予定調和的なハッピーエンドに向かってくれるほど甘くはない。計画は市民団体の抵抗で頓挫、問題は解決されないまま先送りだけが決定され、さらに資金難や指導者の辞任にまで発展する。カメラはそんな予想外の展開にも“それもまた人間の営み”とばかりに客観的にレンズを向ける。

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特攻野郎Aチーム THE MOVIE - 佐々木貴之

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX

◆本作の見所は、何と言ってもド派手なアクションシーン(75点)

 80年代にアメリカはもちろん、日本でも人気を博したTVドラマ『特攻野郎Aチーム』を劇場用映画として復活させた。当然、キャストは一新され、アクション面もスケールアップした。

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