じわじわ来るスパニッシュホラーです。無邪気な美少女がめちゃこわい!(点数 85点)
(C)2011 Oberon Cinematografica, S.A.
血しぶきが飛び、悲鳴が飛び交うスプラッタより、淡々と物語が進んでいくホラーの方がじわじわと恐怖を感じますよね。
特に相手が純粋無垢な存在だったとしたら、もう、どうしていいかわからないくらい、恐怖を感じてしまいます。
この作品もじわじわっとくるホラーです。
じわじわ来るスパニッシュホラーです。無邪気な美少女がめちゃこわい!(点数 85点)
(C)2011 Oberon Cinematografica, S.A.
血しぶきが飛び、悲鳴が飛び交うスプラッタより、淡々と物語が進んでいくホラーの方がじわじわと恐怖を感じますよね。
特に相手が純粋無垢な存在だったとしたら、もう、どうしていいかわからないくらい、恐怖を感じてしまいます。
この作品もじわじわっとくるホラーです。
まるで、ストップモーションアニメの『スタンド・バイ・ミー』。少年たちの友情に感涙!(点数 85点)
(C)2012 LAIKA, Inc. All Rights Reserved.
何か特殊能力を持っていることは、必ずしも幸せではありません。
周囲から理解されず、無視されたり、いじめられたり。
果ては、危害を加えられ、迫害されたり。
人と違うって、そんなに悪いことなんでしょうか?
そんな疑問に答えてくれる作品です。
マンハッタンを走るリムジンを主舞台とした金融ホラー。(点数 80点)
©2012-COSMOPOLIS PRODUCTIONS INC./ALFAMA FILMS PRODUCTION/FRANCE 2 CINEMA
色白で吸血鬼然とした風貌の、28歳にして巨万の富を得たエリック・パッカーは、散髪へ行くとリムジンに乗り込みます。
クローネンバーグ初期の作品で『ラビット』(1977)を連想すると、いつ彼が吸血鬼に変貌してもおかしくないのですが、実はエリック自体が金という血を吸い肥大化したサイバー・ヴァンパイアなのだとわかってきます。
エリックを演ずるロバート・パティンソンが『トワイライト』シリーズのヴァンパイアだという確信犯的配役。
『サイコ』の制作秘話が明らかに! もうひとりのヒッチコック、 妻・アルマの愛に涙、涙です。
(C)2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
ヒッチコックと言えば、ユーモラスなイメージがありますが、本人は、かなり、神経質で困ったちゃんな所もあったようです。
それを支えたのが、もうひとりのヒッチコック、アルマでした。
1959年7月8日。シカゴで開かれた『ワールド・プレミア』で新作『北北西に進路を取れ』が大反響だったので、アルフレッド・ヒッチコック(アンソニー・ホプキンス)は、上機嫌でした。
ところが、「もう、60歳なのですから、そろそろ、引き際では?」という記者のぶしつけな質問に腹を立てます。46作品を世に送り出し、サスペンスの巨匠と称えられていても、引退する意志など全くなかったからです。
「意表を突く映画を撮りたい」と実在の大量殺人鬼エド・ゲインの物語『サイコ』に目をつけますが、最初は、妻・アルマ(ヘレン・ミレン)も余りいい顔をしません。
説得の末、アルマは、なんとか、乗り気になりますが、配給会社に出資を断られて……。
「癒し」や「救い」は簡単ではない。(点数 90点)
(C)MMXII by Western Film Company LLC.border=”0″ />
凄い映画です。
また、精神科医である私にとっては、見逃してはいけない映画でもありました。
ただ、万人にはおすすめしません。
ポール・トーマス・アンダーソンが『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)
以来5年ぶりに手がけた監督作。
夏菜は魅力的だが物語に無理がある(点数 55点)
(C)2013「監禁探偵」製作委員会
マンションの一室で繰り広げられる推理サスペンス。
物語はヒッチコックの「裏窓」風に始まる。向かいのアパートにいる女性をカメラで覗く男。
だが、女性は何者かに襲われる。男がアパートに向かうと、そこには殺された女性と、別の美女がいた。
男は美女を自室に監禁し、死体が発見されるまでに自力で犯人を見つけようとする。
監禁された美女はベッドに縛られたまま推理を働かせ、犯人捜しに協力を申し出る。
SFとアクションの面白さが巧妙にマッチした本作。(点数 60点)
(C)2012 Springwood Ltd. All Rights Reserved
マイケル(ショーン・ブロスナン)とキャリー(ビアンカ・ブリー)は出会うやすぐに惹かれあって友人カップル宅に宿泊。翌朝、街中が停電し、通信手段が一切使用不可能という異常事態が発生。
原因は、ドデカいUFOが上空で停滞していたためであった。
やがて、UFOの侵略が始まり、マイケルは前から宇宙人侵略に備えていたという元特殊作戦隊員の叔父ジョージ(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)を訪ねるのであった。
母の息子への愛がせつないサスペンス(点数 90点)
(C)Shadow Dancer Rights Limited / BBC / The British Film Institute / Wild Bunch 2012
母の息子への愛を描いた映画と言えば、たいてい涙、涙の感動ものと相場が決まっていますが、本作はちょっと違います。
息子のために母がスパイになることを強要されるので、いつ、味方にばれるのかとドキドキしてしまうサスペンスなのです。
1993年の北アイルランド。幼い頃にIRA(アイルランド共和軍)と英国警察の発砲事件で弟を失ったコレット(アンドレア・ライズブロー)は家族すべてがIRAのメンバーで、緊迫した日々の中、ひとり息子を育てていました。
ある日、ロンドンでの爆破未遂で逮捕された彼女は、MI5(イギリス情報局保安部)の捜査官・マック(クライヴ・オーウェン)にふたつの選択肢を示されます。
「25年の刑に処され、息子とも会えず刑務所に入る」か「家族・友人らを裏切り、内部情報をMI5に渡す」か。
コレットは、息子のために、スパイになることを決意しますが……。
最も美しいイタリア映画と評された、出会いのすばらしさを描いた名作です!(点数 90点)
(C)2011 Jolefilm S.r.l.- Aternam Films S.a.r.l – ARTE France Cinema
4月は、新しい出会いの季節。わくわくドキドキしてしまいますね。
出会いのすばらしさを再認識させてくれる珠玉のラブストーリーです。
「小さなヴェニス」と呼ばれるラグーナ(潟)に浮かぶ漁師町・キオッジャ。
中世さながらの建物の中、シュン・リー(チャオ・タオ)は、国に残した8歳の息子を呼び寄せるため、小さな酒場「オステリア」で働いていました。
語呂合わせが得意なことから、「詩人」と呼ばれる常連客のペーピ(ラデ・シェルベッジア)と出会い、異国人ゆえの互いの孤独を慰め合うようになりますが……。
北村龍平らしいスプラッター・アクション(点数 70点)
(C) Pathe Productions Limited and WWE Studios, Inc. All Rights Reserved.
ハリウッドに進出すると言って、本当にハリウッドで映画を撮っている北村龍平監督はすごいと思う。
ハリウッド第一弾の「ミッドナイト・ミート・トレイン」は日本で劇場公開されなかった不幸な映画だが、作品自体はとても面白かった。
この第二弾も、B級娯楽映画が体に染み付いている北村龍平らしい、カッコいい映像と過剰な残酷さがあいまったスプラッター・アクションだ。
心の病から人はいかに回復するのか(点数 90点)
(C)2012 SLPTWC Films, LLC. All Rights Reserved.
とても素晴らしい映画です。
感動的でありながら「躁うつ病からの回復ストーリー」という、
深刻になりがちな話を、軽妙なタッチで、随所に笑いも交え、
最後までハラハラドキドキ楽しめる
エンターテイメントに仕上げています。
『悪魔の毒々~』シリーズでお馴染みB級映画会社トロマ社製作のおバカなゾンビ映画。監督は、もちろんトロマ社の設立者でもあるロイド・カウフマン監督。(点数 60点)
(C)2008 TROMA ENTERTAINMENT INC.All rights reserved.
ニュージャージーのトロマヴィル郊外。地元住民が大反対する中、トロマホーク族の墓地跡にフライドチキンのチェーン店“アメリカン・チキン・バンカーズ”をオープン。
だが、不気味な卵を使った料理を食べた客たちが次々とゾンビやチキン・モンスターと化して他の客を襲撃……というお話。
中国国内に向けた映画なのでジャッキー・チェンが好き、でも日本がもっと好きという人には映画の毒饅頭といえそう(点数 80点)
ジャッキー・チェン最後のアクション大作とのことだが、有終の美を飾るにはドメスティックな国内向けの映画になった。
ジャッキーの初期の出演映画はハンディキャップに打ち克つ万人の共感を得るような作品が多かったのに、やはり泣く子とマーケッティングには勝てないのか。
すっかり世相を反映する作品に仕上がってしまっている。
海賊が日本語を話して苦笑したが、お約束のNG集でジャッキーが海賊を演じた俳優とハグしてジャッキーの苦しい胸中を告白しているようだった。
人は一人では生きられない!(点数 90点)
(C)2012 Twentieth Century Fox
私が予想していた作品とはかなり違いました。
それは、いい意味で裏切られたということ。
中年のインド人が語り出した奇想天外なサバイバルストーリー。
にわかには信じられない壮大な物語。
あるいは、ただの大法螺話なのか・・・。
私はこれを見て、『フォレスト・ガンプ』を思い出しました。
しかし、ここで語られるのは、『フォレスト・ガンプ』のような成功物語では
ありません。生きるか死ぬかの、壮絶なサバイバルストーリー。
対立しつつもお互いを必要とする人間関係に一筋縄ではいかない人生の難しさを感じる(点数 75点)
(C)MMXII by Western Film Company LLC.
無駄な性描写が多くてげんなりする。
そういうシーンを用いることが人間を描いていると監督が考えているのなら、やはり底が浅いと言わざるを得ない。
ファンサービスくらいだと好意的に受け取ったほうがよいのか。
ただ、放蕩を重ねる主人公が結婚を約束した女だけは清い関係を守るのだけれど、その対比としての奔放な女性関係を描いているのであればそれは演出として首肯できる。